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ホンダの「軽自動車ルネッサンス」は成功するか?(2ページ目)

軽自動車の売れ筋モデルであるダイハツ・タントの対抗馬としてホンダが販売している『Nボックス』。軽自動車の開発体制を抜本的に見直し、ダイハツやスズキと真正面から戦えるモデルという。早速その実力をチェックした。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

後出しジャンケンでタントに負けてしまった燃費性能

走りはどうだろう。ホンダにとって久々となる「DOHCエンジン」を新開発してきた。最高出力58馬力の最大トルク6.6kgmで、ターボなし軽自動車エンジンとしては最強。タントだと52馬力の6.1kgmですから。試乗してみたら僅かにホンダ優勢。高回転域まで気持ちよく回ってくれる。

もちろん新世代エンジンなのでアイドルストップも標準装備。当然、燃費でタントを凌いだかとなると「届きませんでした」。例えばタントのアイドルストップは車速7km/h以下で稼働。停車と同時くらいにエンジンが止まる。Nボックスだと完全停車してから約1秒経たないと止まらず。
新開発DOHCエンジンと新開発CVTを搭載。軽快かつ、力強い走りを実現している

新開発DOHCエンジンと新開発CVTを搭載。軽快かつ、力強い走りを実現している


おそらく「燃費に対する追求の深さ」でダイハツに届かなかったんだと思う。JC08燃費はタントの24.8km/Lに対し、22.2km/L。後出しジャンケンで10%負けてしまっている。実燃費も5~10%程度の差が出るハズ。これを多いと思うか、大したことないと思うかは読者次第。


トータルでタントに勝るNボックス

厳しい評価となったけれど、価格やスペックに現れない魅力はNボックス優勢。装備表を見たら、安全性確保に絶大な横滑り防止装置VSAが標準で付く。5万円相当のスマートエントリー&プッシュスタートも標準。これで、124万円なのだ。タントだと、以上の二つが付かず122万円。

インテリアに使われている素材の質感や、シート地なども好ましい。ターボエンジン搭載車を選ぶと、長距離走行で楽ちん、かつ、燃費を稼げるクルーズコントロールまで標準装備される。このあたりは高額の普通車を作っているホンダの優位点だろう。ということで燃費を除けばNボックスの魅力が大きい。
小物類がすっきり収まるスペースを備え、シートの質感も悪くない

小物類がすっきり収まるスペースを備え、シートの質感も悪くない



【関連サイト】
ホンダ N BOX

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