1:もってけかごで手放す
子どもが小さい頃、ガイドの玄関先にあった「もってけかご」。洗剤などは使うものを決めていたので、いただいたけれど使わないものはかごの中に入れておくと、友人がよく持ち帰ってくれました。子どものぬいぐるみなども人気でした
好みではないのにもらってしまった洗剤や、スーパーの景品でついてきたお皿、クレーンゲームで取ってきたぬいぐるみなど、捨てるには忍びないけれど必要ないものが家の中には結構あるもの。ところが、誰しも自分が必要ないもの、使わなくなったものを「あげる」とは人に言いにくく、言われた方も断れずに微妙な後味が残ってしまいがちです。
もってけかごにあるものは「勝手に持って帰ってよい」という暗黙の了解を作ってみると、こうした物のやりとりに発生する気持ちの機微から自由になれるのです。
自分には必要なくても、必要としている人は結構いるもの。「ご自由にどうぞ」と気持ちのハードルをなくすことで、身の回りで小さく物を循環させて。
2:ご自由にお持ちください プロジェクト
張り紙には「模様替えのために使わなくなりました。よろしければご自由にお持ちください」と書いてあります
一戸建てにお住まいであれば、天気の良い週末にでもガレージや玄関前に「模様替えのため必要なくなりました。よろしければご自由にお持ちください」などと張り紙をしてディスプレイしてみましょう。写真は以前ガイドが出しておいた不用品類。いらなくなった地球儀や、買い換えで必要なくなった椅子など、2日でほとんどがなくなりました。ガレージセールでお金を介在させると、その場にずっといなくてはなりませんが、自由に持っていってもらうなら、その場にいる必要もなく、普通に生活しながらでOK。
注意事項は通行の邪魔にならないように配慮すること、持ち帰られたくないものはきちんとしまっておくこと。単に「不用品のおしつけ」になってしまわないよう、ご近所と上手に交流しながら行うようにしましょう。
次のページでは、すぐ小さくなってしまう子ども服や、次々と必要なものが入れ替わる子ども用品を上手に循環させるとっておきのアイデアを紹介しますよ。