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本物の漁師料理を食す宿 真鍋島「漁師小屋 漁火」(3ページ目)

魚が美味しいと名乗る宿は数あれど、これほどに直球勝負でくる魚料理を食べたことがあるでしょうか。その宿は、フランス人も虜にした?瀬戸内海に浮かぶ真鍋島「漁師小屋 漁家」。人情味あふれる島民と、昔懐かしい風景に、あなたも恋してしまうかも。

山田 祐子

執筆者:山田 祐子

旅館ガイド

漁師料理の真髄を味わう

真鍋島

「お父さんが船へ向かったぞ」


 
夕食時間の16:00が近づいてきたので、港へ戻ることにしましょう。

あれ、店からお父さんが出てきましたよ。
なにやら網を担いで港に寄せられた船の方へ近づいていきます。

 

真鍋島

「今日のご飯だー!」

帰ってきたお父さんに駆け寄ると、網の中にはピチピチのイシダイが……。そうです! 今日の晩ご飯ですよ。

 

5000円の夕食をご紹介

真鍋島

・白エビの躍り食い
・タコの躍り食い

エビもタコも動いたままで口に放り込みます。

プリプリ、コリコリ。甘い! 新鮮そのものです。


 
真鍋島
・イシダイの刺身

さっきお父さんの網に入っていたやつです。
厚く切られた身は押し返すほどの弾力。一匹丸ごといただきます。

 

真鍋島
・白エビのカラ揚げ

火が通ると甘みが増します。やめられない、とまらない! ビールが進みます。

 

真鍋島
・ゆでカニ

割り方が分からなければ、お母さんにお願いしましょう。ジューシーな身がたっぷりつまっています。

 

真鍋島
・焼きカキ

小ぶりですが、味は濃い。お酒も注文してしまいましょう。

 

真鍋島
・カワハギの味噌汁

カワハギが一匹丸ごと入って、うま味があふれる贅沢な味噌汁。身もたっぷり付いています。



あ~お腹いっぱい! ごちそうさまでした!!!

余計な味付けはせず、魚の味を最大限にいかす男の料理。綺麗に飾られた舟盛りも出てきません。無口なお父さんですが、「漁師料理とはこういうことなのだ!」というからメッセージが、ビジビジと伝わってくるようです。

食べきれなかったら無理をせずに、お母さんへお願いして皿にまとめてラップをかけてもらいましょう。部屋に戻れば、冷蔵庫、レンジ、皿や箸、何でも揃うので、二次会の肴にするもよし。翌朝の朝食にもなります。お母さんが白飯のオニギリを握ってくれますよ。

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