マンションを購入してお金、将来は……?
一人暮らしの女性がマンションを購入するとなると、お金や将来のことなど、不安に思うことも多そうですが、りーさん曰く「不安はあまりなかったですね」。「不動産業界に勤める友人がいたので、自分の希望する条件や懐事情などもすべて話して、無理のない物件を選ぶことができました。ローンは35年と長く組みましたが、毎月の支払額は管理費等も含めて、賃貸だったときの家賃より安いんです。毎月の額を押さえて、貯金ができた時点で繰り上げ返済をし、返済期間も短くなっているので、現在のところ着実に返せています」と話してくれました。将来ライフスタイルが変化したときに、持ち家があることで負担が増えるのではないかという疑問にも、「もし将来結婚することがあっても、3DKなので、十分住めるスペースです。仕事の関係で転勤の心配があるのですが、駅から近いため、借り手がつきやすく、毎月のローンの支払額も押さえてあるので、貸した場合の家賃もローン返済額と同じくらいか、それよりやや高く貸せるのではないかと思っています」と、りーさん。きちんと先のことを見据えた上で納得の選択のため、「マンションは買ってよかった」と思っているそうです。
この部屋に住んでからは、賃貸のときとは違って、ご近所づきあいも増えたそう。「賃貸のときは顔も知らないような人ばかりですが、この先ずっと住むことを考えると、お付き合いもでてきますね。お隣から野菜をいただくこともあるんですよ」。一人暮らしでのご近所づきあいは面倒に思うことがある半面、つながりがあることの安心感もあります。腰を落ち着けて暮らす場所だからこそのマナーも大切ですね。
ブログを通じての人とのつながりが、一人の寂しさを軽くする
部屋のあちこちにあるグリーンも寛ぎを演出。「よく枯らしちゃうんですけどね(笑)」と言いながらも、やっぱり好きだから育てたいそう。
※ りーさんの希望によりブログの名称・URLの公開は控えさせていただきます。ご了承ください。
ブログを始めたきっかけを伺うと、「日常の"楽しかったこと""嬉しく感じたこと"を記録しておきたかったから。最近は"美味しかったこと"ばかりになっていますが(笑)」」。そして、「ブログがあると、一人暮らしの寂しさが軽減しますね」と、りーさんは言います。「休日など一人暮らしだと誰とも口を利かないまま一日が終わってしまうこともあるけれど、ブログがあれば、コメントでのやりとりなどができて、人の存在を感じられる。多くの人とつながることができ、世界も広がったように感じます。個人情報を書かないなど使い方に注意は必要ですが、寂しいと感じている一人暮らしの人には、ブログを始めてみることをおすすめしたいですね」とのこと。自由気ままさのある反面、寂しさとも隣り合わせの一人暮らしにとって、インターネットを使ったコミュニケーションが日々の元気の源となるかもしれませんね。
最後に、りーさんに一人暮らしをしていて一番楽しいことを伺ってみました。すると、「仕事から帰ってきて、この部屋で飲むビール(笑)」との答え。「仕事からの解放感と同時に、自分の好きなものがたくさんある、自分の居場所に戻ってきたと感じられることが幸せなんでしょうね」というりーさんの言葉には、この部屋への愛が溢れているようでした。