SUBARU(スバル)/インプレッサ

品質、デザイン良しのインプレッサの気になるところ

セダンを「G4」、5ドアハッチバックを「スポーツ」となったスバルの新型インプレッサ。クオリティもデザインも悪くないのだが、販売を左右する問題は意外なところにあるかも…?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

クオリティ良し、デザイン良し、だが……

最近のスバルを見ていると少し混乱しているのかな、と思う。先代インプレッサはヨーロッパ市場を重視したのだろう。5ドアHBをメインとしたモデルに仕立てる。しかしアメリカ市場向けに追加した4ドアセダンの方が売れてしまう。すると新型インプレッサは5ドアHBと4ドアセダン並列としてきた。

また、インプレッサと言えば初代から「ラリー車ベースのWRX」をラインナップしてきたのに、新型はスポーツモデルを一切持たない(WRXは従来型を併売)。かといってバリバリのECOカーでもなし。現在このクラスの日本車は、どこのメーカーも攻めあぐねている状況。果たしてスバルやいかに?
新型インプレッサでは、セダンを「G4」、5ドアハッチバックを「スポーツ」とし、スポーツモデル「WRX」は、従来型を併売する

新型インプレッサでは、セダンを「G4」、5ドアハッチバックを「スポーツ」とし、スポーツモデル「WRX」は、従来型を併売する


ということでクルマの紹介から。4ドアセダンのボディサイズは4580mm×1740mmと、海外向けのカローラやシビック級。今や日本市場で販売されている日本車からなくなってしまったクラスです。5ドアHBモデルの競合車なら、プリウスやアクセラというイメージ。

エンジンラインナップは2タイプ。水平対向4気筒の1.6リッター&アイドリングストップ付き2リッターで、いずれもCVTと組み合わされる(1.6リッターのみ5速MTも選択可能)。興味深いことにJC08燃費は2リッターの方が良い。アイドルストップの効能だろう。
ロングツーリングもこなす走りの良さを持つ「スバル インプレッサ スポーツ」

ロングツーリングもこなす走りの良さを持つ「スバル インプレッサ スポーツ」



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