魅力その1:幅が日本サイズ
日本の住まいには、伝統的な「尺」寸法(1尺=30.3cm)がいまも使われています。なかでも半間(3尺=90.9cm)という単位は、畳の幅と同じで馴染のある寸法です。そして部屋の広さを畳の枚数で表現されれば、誰しもが共通のイメージがもてます。そんな生活に密着した寸法をベースにして、無印良品では収納家具の基本寸法として幅84cmを見出しました。PPケースの幅も、その基本寸法にそってサイズが展開され、幅44cmは半間の半分、幅21cmはさらにその半分といった具合になっています。
ちなみに幅34cmは、1987年当時の商品を使っているお客様向けのものだそうです。では幅55cmはどうなのでしょうか。「PPケースの開発にあたり、たわむことなく使える限界のサイズが55cm。シャツを2枚並べることのできるサイズでもあります」(依田さん)。住まいの間取りによっては、奥行の浅いクローゼットがあるので、そんなときには幅55cmの引き出しで、収納力をカバーするのも手ですね。
さらに、無印良品と言えばシェルフ収納が欠かせません。