初めての一人暮らし、どこに住んだらいい？

進学や就職、転勤などをきっかけに一人暮らしをはじめると、土地勘のない場所で部屋探しをしなくてはならないケースが多くあります。そんなとき、どこが住みやすいところなのか、会社や学校に通うのにどこが便利なのか、手がかりがほしいところです。そこで今回は、一人暮らし経験者の失敗談も交えながら、部屋探しをする場所を選定するヒントをお届けします。

初めての一人暮らし。沿線やエリアの決め方

初めての一人暮らしで、初めての街に住むため、どこに何があるのかまったくわからない。でも、実際に部屋探しをする前には、ある程度の沿線やエリアを固めてからスタートをしないと、かえって時間や手間がかかってしまいます。そこで、まずは部屋探しをする沿線やエリアを決める基本的な方法をご紹介します。

■何分で到着したいかを考えよう
自宅から会社や学校まで何分くらいで到着したいか。これが地域を決める目安となります。例えば40分としたなら、目的地からどのあたりまで行けるのか、路線図をたどってみましょう。「このあたりかな」と適当な駅に検討をつけたら、Yahoo!JAPAN路線情報を使って検索してみると、乗り換え時間も含めた所要時間が出てくるので、参考になります。

■家賃相場を調べてみよう
自分が通勤や通学に便利そうな駅や沿線、エリアが固まってきたら、そのあたりの家賃相場を調べてみます。不動産会社等が運営する物件検索サイトを利用して、自分の希望する条件を入力して、該当する部屋が見つかるかを調べてみましょう（参考：物件検索サイト）。検索される数が少ないようなら、条件に無理がある場合も。条件を下げるか、エリアを広げるかなどして、自分の求める部屋が妥当かチェックしてみましょう。

■大手不動産で広く探してもらおう
土地勘がなく、短時間で部屋探しをしなくてはならない場合は、広い地域で店舗展開する大手不動産がおすすめです。地元の不動産会社の方が地域に密着した掘り出し物件を持っている可能性がありますが、ひとつひとつ当たっていくには時間がかかります。一方で大手不動産会社なら、その店舗が担当する地域だけでなく、他の店舗とも連絡を取り合って探してもらうこともできます。

次のページでは、基本だけでは見逃しがちな落とし穴をピックアップ。一人暮らし経験者の実体験に基づく失敗談とともに注意点を紹介していきます。