GarageBand搭載のエフェクタ機能も秀逸
でも中には、「エフェクタのアプリをわざわざ単体で買わなくてもPCと同様にDAWの一機能として入手すればいいじゃないか」という人もいるでしょう。そう、実はそうしたアプリも登場してきています。その代表格はなんといってもApple純正のDAW、Garagebandでしょう。ここにはレコーディング用の一機能としてGuitar Ampというものが搭載されており、各種ビンテージギターアンプをシミュレーションすることができます。
さらにファズやコンプ、コーラス、ディレイ……と10種類のストンプエフェクタが用意されていて、計4つまで組み合わせて使うことができますからね。そこで演奏した結果をそのままレコーディングまでできてしまうのですから、なかなか便利です。
さらに11月初旬にGaragebandはVer1.1へとアップデートされたたのですが、450円という安い価格はそのままにiPadだけでなくiPhone、iPod touchにも対応してしまったのですから、ちょっと驚きです。価格的に考えても、これを買わない手はないですよね。
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AMPKITやiShredLIVEなどもいろいろある
もちろん、そのほかにもいろいろなエフェクタ・アプリが存在しています。たとえば、米Peavey ElectronicsはAMPKIT LiNKという、iRigのようなハードウェアを販売すると同時に、AMPKITというギターエフェクタのアプリをリリースしています。以前、このAMPKIT Linkを個人輸入したことはありましたが、現在ではちゃんと国内代理店が扱っているようです。もっとも、Mobile InやiRig、iXZと比較すると、音質的、性能的に見てイマイチだった印象ではありますが……。同様に米Griffin TechnologyではGuitar Connection Cableというものを出しています。これは、iPhone/iPadのヘッドホン端子に接続するギター用のシールドなのですが、これも輸入して試したところ、まず見た目にダメダメでした。このGriffinではiShredLIVEという、ギターアンプシミュレータを出しています。
AMPKITもiShredLIVEもアプリのほうは無料ですし、プロテクトもかかっていないので試してみてもいいと思います。ただし、無料で用意されているエフェクトの数は少なく、追加する場合にはインストア課金という形式になっているので、気に入れば、ということで。
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