特に、夏の場合は気温が上昇する日中に電力が集中するため、ピークが短時間でそれを回避するようにすればよかったのですが、それに比べると冬は朝・夕を中心に1日中電力が使われ、また夜が長いことから照明も長時間にわたって使用することになります。もしかすると、夏場よりも厳しい節電が必要かもしれません。
節電の対象は午前9時~午後9時の間。資源エネルギー庁によると、関西電力管内では10%以上(12月19日~3月23日の平日9~21時)、九州電力管内であれば5%以上(12月26日~2月3日の平日8時~21時)、その他の電力会社管内では国民生活および経済活動に支障を生じない範囲での節電をお願いされています。
そこで、賃貸生活でもできる節電方法を集めてみました。部屋を傷つけるようなことはできませんし、できるだけ手軽にできる方法です。もちろん、賃貸でなくても実行できることもたくさんありますので、ぜひご参考にしてください。
寒さ対策編
●節電その1:窓からの冷気をシャットアウト!
厚地のカーテンをつけるだけで、外からの冷気を少し和らげることができる。ちょっと高価だと思う場合には、せめて床に着く長さを確保したい
なんといっても寒さを感じるのは窓からの冷気。賃貸住宅の場合、建物が高断熱仕様になっていることが少なく、寒さを感じやすいもの。室内が外気の影響を受けやすいので、できるだけ冷気をシャットアウトすることがコツです。
たとえば…
◎カーテンを厚地のものにする。できることなら、天井から床までの大きなカーテンサイズにすると、カーテンと窓の間に空気層ができ、外気による室内の冷却を抑えることができる。
◎窓ガラス一面に断熱シートを貼る(半透明の梱包に使うプチプチのなど。見た目がちょっとカッコ悪いけれど)
◎スキマテープを貼る(ホームセンターや100円均一ショップなどにあり)
冷気は下にたまり、空気の対流によって暖かな温度のほうへ流れてきます。その流れを断つように工夫するのがコツです。
>>>暖房器具の使い方は?