レンズを真下に向けても正面にできる可動式LCD
このスタイルでの撮影は、使ってみてはじめて分かる便利さ
最近になって付加価値ということで復権してきたチルト式の液晶ディスプレイだが、P7100に搭載されているこれは一味違う使い方ができる。可動域が上方向に105度、下方向にも81度という広さ。これによってレンズを真下に向けた状態でも液晶ディスプレイを正面に向けることができるということが可能になっている。これが意外なほどに使いやすいのだ。特にマクロや料理撮影で役に立つこと間違いなしだ。
高級機でありながら7.1倍の使いやすいズームレンズ
28-200mm相当の望遠端ならレインボーブリッジもここまで寄れる(画像クリックで実写画像表示)
多くの高級機はズーム倍率を3倍程度に抑えているが、P7100は28-200mm相当の光学7.1倍という、非常に使い勝手のいいズームレンズを搭載している。開放F値は2.8-5.6と、望遠端ではかなり暗めになってしまうが、手ぶれ補正機構でフォローできる範囲内だ。裏面照射型CMOSイメージセンサほどではないが、暗所性能はそれなりに高く、ISOを高くしてシャッター速度を速くすることもできる。