住宅設備・建材の選び方/住宅設備・建材のショールーム・展示会

満足いく洗面化粧台を選ぶためのショールーム活用法

各メーカーから豊富な商品が揃う洗面化粧台。満足いく洗面化粧台をラブための上手なショールームの見方、使い方をまとめました。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

新築やリフォームを考え始めたら、気軽に足を運んで

幅1690mm、人造大理石一体型カウンター(クリアオニックスホワイト)、ウォールナット柄の扉、タッチレス水栓などが組み込まれた高級感のある洗面化粧台。 [ラシスundefinedLS-16SRundefinedキャビネットタイプ]undefinedパナソニックエコソリューションズundefinedhttp://sumai.panasonic.jp/

幅1690mm、人造大理石一体型カウンターやタッチレス水栓などが組み込まれた高級感のある洗面化粧台。 [ラシス LS-16SR キャビネットタイプ] パナソニックエコソリューションズ

洗面やトイレ、バスやキッチン、といった水まわり設備のショールームは、比較的数も多く、気軽に訪れやすいショールーム。リフォームや新築を検討し始めたら、ショッピング帰りにでも、一度、足を運んでみることをおすすめします。

最初は、洗面化粧台の商品を細かくチェックする、というよりもショールームの雰囲気に慣れることを目的に。最近の洗面化粧台は、さまざまな商品が豊富に揃っているので、最新のデザイン傾向、現在使用している洗面台との違いなど、大まかに見て回りましょう。もちろん、気に入った商品があればカタログをもらってくること。帰宅後、カタログを見ながら希望を整理し、気になる商品やアイテムをピックアップしておけばプランニングの際に役立つでしょう。

適する商品があるか、事前にホームページなどで確認を

洗面化粧台の商品には、収納キャビネット(ユニット)に、陶器製や樹脂製の洗面ボウルが直接取付けてある洗面器一体タイプ(ユニットタイプ)、カウンターに洗面ボウルが設置されているか、洗面ボウルとカウンターが一体化されているカウンタータイプ(システムタイプ)などがあります。最近では、それぞれの良さを取り入れたタイプも多くみられ、デザイン性や使い勝手は高まってきています。

洗面室のプランを進める中で、どのようなタイプを取り入れるのかを検討しつつ、適する商品があるショールームを利用することも大切です。メーカーによってそれぞれ特徴があるので、事前にホームページなどで展示内容を確認しておくと効率よく動けるでしょう。

プランが決まりかけたらじっくりと。アドバイザーの意見も参考にして

お湯の使用や流量をカチッと知らせてムダを省く。お湯と水を上手に使い分けることができるので、光熱費の無駄使いを抑える。[ラシス カチット水栓]undefinedパナソニックエコソリューションズundefinedhttp://sumai.panasonic.jp/

使い勝手のいい広いカウンター、お湯と水を上手に使い分けることができる水栓などもとりいれたシンプルな洗面プラン。[ラシス] パナソニックエコソリューションズ

打ち合わせが進んで、空間プランや洗面化粧台にかけられる予算などが決まりかけたころ、本格的な比較検討を。建築家や設計担当者、コーディネーターが同行する場合は相談しながら。同行しない場合は、何をいつまでに決めればいいのか、確認してから出かけましょう。

多くのショールームでは、アドバイザーが常駐しているので、疑問に思うことは、積極的に説明を求めること。ショールームによっては、予約をすると、アドバイザーが細かく説明をしてくれたり、見積もりやプレゼンテーションボード、シミュレーションなどをつくってくれるケースも多いので、事前に問い合わせをしておきましょう。

洗面化粧台の用い方、使用目的を明確にして検討を

どのくらいの大きさ、ボリュームの洗面化粧台にするかは、洗面室の広さはもちろん、家族構成や洗面室の使い方や使用目的によっても変わってきます。家族が多ければ、 慌ただしい朝でも使いやすいようなゆとりのあるタイプがいいでしょうし、脱衣室も兼ねるのであれば豊富な収納スペースのものが重宝するでしょう。

ショールームには、間口サイズの異なる洗面化粧台がいくつか展示されているので、カウンターの広さ、洗面ボウルの大きさ、収納ユニットの容量など具体的にサイズを確認しながら検討を。また、洗面台の高さや奥行きなども使い勝手に関わるもの。実際に商品の前に靴を脱いで立ってみて、使いやすいかどうかをチェックすること。現在使っている洗面化粧台のサイズを控えておくと、比較できて選びやすい場合もあるでしょう。

収納スペースの容量、使い勝手を実際に動かしてチェック

引き出しタイプの収納も多くみられる。収納するモノに合わせた組み合わせを。undefined[キャビネット オープン 化粧品、タオル収納 L-CLASS]undefinedパナソニックエコソリューションズundefinedhttp://sumai.panasonic.jp/

収納するモノに合わせた引き出しのキャビネット。 [L-CLASS] パナソニックエコソリューションズ

最近の洗面化粧台は、収納の量はもとより出し入れのしやすさにも細かな配慮がなされています。奥の物でも取り出しやすくしまいやすい、引き出し式の収納も多くみられますし、トレーやポケットなど、歯磨きや洗顔用品、化粧道具といった細かなものの収納にも工夫が施されています。検討する際には、洗面化粧台に収納する予定のアイテムを書き出しておくとイメージしやすいでしょう。

また、引き出しや鏡、収納トレーなど動かせるものは実際に動かして、使い勝手を体感することも大切です。開閉のしやすさや重さ、安全性など確認しておきましょう。

水栓金具や洗面ボウルの使い勝手、掃除のしやすさも確認したい

毎日使用するものだけに、水栓金具やボウルの機能性や使い勝手も重要なポイント。水栓金具は、レバーハンドルタイプが多くみられますが、使い勝手を高めたタッチレス水栓、設置位置や形状の工夫したタイプもみられるので、実際に動かし操作性を確かめること。最近は、節水機能を高めた水栓も多く、その性能や特徴を確認することも大切です。

また、洗面ボウルも使いやすさを左右するもの。大きさや形状、掃除のしやすさなどもチェックしておきたいポイントでしょう。各社ともに、排水口やカウンターとのつなぎ目などのお手入れのしやすさに工夫がみられますが、独自の機能や特徴については、アドバイザーに説明を受けること。その他、身だしなみや化粧のためには、鏡の使い勝手や照明、コンセントの数なども配慮しておくようにしましょう。

空間の広さや隣接するバスルームにも配慮

洗面室は、脱衣室としての役割を持つケースが多く、現実的には、システムバスやトイレなど、他の水まわりアイテムと同時に選ぶことになるでしょう。ショールームでも、洗面化粧台単体の展示だけでなく、バスルームと洗面脱衣室、もしくはトイレと組み合わせるなどの空間展示が多くみられ、イメージしやすくなっています。

選ぶ際には、実際にその空間に身を置いて、洗面化粧台の大きさや動きやすさ、バスルームやトイレとのつながりなどを確認すること。最近では、システムバスと洗面化粧台をトータルにコーディネートできる商品もでてきています。洗面化粧台単体で考えるだけでなく、水まわり全体、住まい全体として検討することも大切です。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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