50歳で資産の棚卸しをしよう
え~、 貯金これだけしかない。まずいよ……。
夫婦でゆったりと過ごす時間を多く持ちたい、病気や介護状態になったときの配偶者の負担を軽減したい、などからリタイアすると直ぐ~70歳前半に有料老人ホームに入居する夫婦も増えています。
このように老後をどこで・どのように過ごすか、必要な資金はいくらか、その資金をリタイアまでにどう準備するか、など老後のイメージを共有し準備するためには少なくとも50歳早々に手持ち資金を棚卸ししてじっくり話し合う必要があるのではないでしょうか。
遺言書は必須
それから何より大事なこと、それは「遺言書」を作っておくこと! 子供のいない夫婦の場合、遺産の相続権は配偶者だけでなく親や兄弟姉妹も持っています。- 親が存命 配偶者が2/3、親が1/3(遺留分は1/6)
- 親が死亡 配偶者3/4、兄弟姉妹1/4(遺留分なし)
配偶者と兄弟姉妹が相続する場合、相続内容によっては思わぬトラブルに発展するケースが少なくありません。長い人生を共に生きてきた配偶者への配慮として、遺言書(例えば「配偶者にすべてを相続させる」)を作成して、兄弟姉妹の相続権を制限することも考えておきましょう。
*遺留分とは、法定相続人が相続できる最低限の割合のこと。兄弟姉妹には遺留分はない。
リタイア後は、現役時代と違い夫婦で過ごす時間がたっぷりあります。今までは気にならなかった相手の生活習慣がとても気になったり束縛を感じたり……、ストレスを感じることが増えるかもしれません。そこにお金の問題が重なると大変です。お財布をどうするかを含め早めに老後資金計画をチェックして、ストレスフリーの楽しい老後迎えましょう。
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