一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

インテリア実例:シンプル&ストレスフリーに暮らす(4ページ目)

仕切りのない広めのワンルーム。白と茶、グリーンというアースカラーを意識して取り入れた、シンプルで開放感のある一人暮らし男性の部屋を紹介します。こだわりのあるモノの選び方がすっきりと気持ちのいい暮らしを実現しています。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


モノを増やさない、部屋を散らかさないコツ

モノを増やさないために上杉さんが心がけているのは、「何かほしいと思っても、その日はいったん家に帰る」ということ。「1週間経って思い出すかどうかで買うか決めます。思い出さなければ、要らないもの。それがたとえ100円の物でもです」という徹底ぶり。

また、読書は趣味だけれど、手元に本はほとんど置かず、すべてデータ化してiPadに取り込んで読んでいるのだとか。「以前は本が山積みだったんですけど、最近は本を買うときにはアマゾンから直接データ化してくれる業者さんに送り、数日後にメールで受け取っています。今はiPadの中に1000冊くらい入っていますよ」と、上杉さん。ちなみに、本だけでなく、音楽や映画もダウンロードして、無線通信(Bluetooth)でスピーカーやテレビに送って聴いたり観たりしているため、CDやDVD、それに伴うステレオやプレーヤーも持たなくなったそうです。
パソコンデスク

部屋をデジタル化することで、モノを減らすという今時ならではの片づけ術

さらに、「ゴミ箱を置かない」というのも部屋を散らかさないひとつのコツだとか。キッチンの側にひとつだけありますが、確かに居室にはなし。その理由を聞くと「ゴミ箱がないと、ゴミを出さないように暮らすようになるんですよね」とのこと。確かにいつでも捨てられると思うと、要らないものを部屋の中に持ち込んでしまう傾向はあるかもしれません。本当に必要なものだけを持つ暮らしへの第一歩となるかもしれませんね。

ONとOFFのあるメリハリのある暮らし方

上杉さんに一人暮らしの楽しみを聞くと、「部屋を居心地のいい空間にすること。家の中で寛いだり、仕事をしたりと切り替えて使える部屋を作るのは楽しいです」とのこと。

照明

サラダボウルに球体のライトをたくさん入れた間接照明

実は、上杉さんがお勤めになっている会社は、必ずしも毎日出社する必要がなく、きちんと自分の業務をこなすのであれば、どこで仕事をしてもOK。そのため、自宅で仕事をすることも多いのだそうです。でも、自宅での作業となると気持ちも緩みがちで、オンとオフの切り替えが難しそうに思えますが…。

「仕事をはじめる前には散歩に出かけることが多いですね。ふらっと出かけて、戻ってきたら、気持ちを切り替える。一方でダラダラするときは、思いっきりダラダラするんですよ」と、上杉さん。ただし、一休み前の習慣としてやっているのが運動。仕事を終えたら、ジムに行ったり、ランニングをしてから、部屋でゆったりと過ごすようにしているそうです。さらに、禅寺で教わった座禅を20分ほどしてから就寝というのが毎日の習慣。

一人暮らしではつい怠け心に流されてしまいがちですが、身体を動かしてメリハリのある暮らし方を作る姿勢、見習いたいですね。上杉さんが運営する『LIFE WORK MIND ライフワークマインド』には、さらに詳しく暮らしや仕事、考え方などがまとめられたコラムがありますので、ぜひ併せてご覧ください。
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