一人暮らし/人を呼べるインテリアのコツ

インテリア実例:シンプル&ストレスフリーに暮らす(2ページ目)

仕切りのない広めのワンルーム。白と茶、グリーンというアースカラーを意識して取り入れた、シンプルで開放感のある一人暮らし男性の部屋を紹介します。こだわりのあるモノの選び方がすっきりと気持ちのいい暮らしを実現しています。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


シンプルライフへのターニングポイントは禅寺!?

上杉さんの部屋の第一印象はモノが少ないこと。余計なものがどこにも出ていないので、もともと16畳と広めながらも、よりすっきりとより広く感じられます。とはいえ、上杉さん、もともと片づけ上手だったわけではないんだとか。

部屋

今でこそすっきりとした部屋に暮らす上杉さんですが、もともとは片づけが苦手。でも、あるきっかけで片づけ好きに変わったと言います

モノを散らかさなくなったきっかけは、なんと禅寺。「大学4年生のときに禅寺で修行をしたんです。その当時就職活動中で内定をいくつかもらっていたんですが、『このまま就職していいものなのか、いいんだろうか。そもそも働くってなんだ、何のために働くんだろうか』と悩んでいて…。自分自身に問いかけてみようと思って、3ヶ月間山に住み込みました」と、上杉さん。

当時の生活は朝4時に起きて、修行僧と一緒に精進料理を作ったり、ボランティアとして街に清掃にいったり、座禅をしたり、お坊さんの説法を聞いたり…と遊び盛りの大学生には酷な日々。でも、そんな日々の中で得たのが「日常の作業(作務)は最大の学びである」ということ。「お坊さんの説法で『新しい情報を浴びるよりは、毎日の生活をもう少していねいに生きた方が心持ちが変わる』と聞いたのが日々の暮らし方を変えるきっかけになりました。自分の悩みに対する答えが出たわけではないけれども、仕事も人生の楽しみも生活スタイルの基盤の上にあるんだな、と気づいたんですよね」。

それから上杉さんは散らかった部屋を片づけはじめ、モノをどんどんと捨て、今のようなすっきりとした暮らしに落ち着いたそうです。「モノは少し足りないくらいで不便な方が幸せなんじゃないかな。モノがあると、それに頼ってだらけてしまうことがありますよね」と語ってくれました。
シンプルライフ

(左上)上記写真と反対側から撮影。(右上)仕事用のPCデスクと本棚。余計なものはひとつも出ていません。(左下)オーダーメイドのソファ。寛ぐときはここで本を読んだり、映画を観たり。(右下)小さいけれど、キレイに片づき、使いやすそうなキッチン。

次は、インテリアを上手にまとめるためのコツを紹介します>>
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