実印や印鑑証明書、駐車場を用意しておく
ネットや情報誌で中古車の情報を見て、気になる車があったら見に行きます。ここまでは電気製品を買いに行くのとほぼ同じですが、中古車購入が他と異なるのはここから。買いたい車が決まったら中古車販売店と「契約」して、「後日」納車してもらいます。つまり、お金を払ったらその日のうちにすぐ乗れる(使える)というわけではないのです。車は「動産」であるため、さまざまな登録が必要です。例えば中古車の名義をあなたに変更する、車検切れの場合は継続検査登録を行う……それらの手続きなどを中古車販売店に依頼するわけですが、その際にはあなたの実印と印鑑証明書が必要になります。
また、車両を保管する場所を警察に申請しなければなりません。手続き自体は中古車販売店でも代行してくれますが、駐車場を確保するのはあなたです。また賃貸の駐車場を利用する場合、その駐車場を管理する不動産会社の署名と捺印が必要になりますが、これはあなたが行うことになります。
購入前に事前に最低限用意しておかなければならないものをまとめると、(購入資金以外に)(1)実印(2)印鑑証明書(下取り車がある場合は2枚必要)(3)駐車場ということになります。
銀行ローンを使いたいなら早めの行動を
さて、上記の3点を用意して、中古車販売店で欲しい車を決めたら契約手続き。中古車販売店で用意してくれる必要書類に署名・捺印して支払いをします。振り込む場合は期日内に指定された口座に振り込みます。その間、中古車販売店が登録手続きや点検整備などが行われて、ようやく納車となります。なお、いわゆる強制保険(自賠責保険)以外にも、自動車保険には加入しておきましょう。自賠責保険だけでは万が一の際、人生真っ暗になります。納車前でも中古車販売店にナンバーなどを確認して申し込んでおけば、納車当日から保証対象にすることができます。
以上が中古車購入までの流れですが、注意点として、銀行ローンなどを使って支払いをしたい人は、早めの行動が大切です。審査に1~3週間かかるだけでなく、審査も厳しいので、それだけ待ってダメだった、なんてことも……。