総評、のようなもの
最後に優勝したロバートについて。やっぱり、3人のキャラが日本中に知れ渡っているというのは強いですね。なので、個性が充分発揮できたコントであれば、一定の評価は確実に得られるんじゃないかと思ってました。今回は、そこを越えられるズバ抜けたグループがいなかったってことじゃないでしょうか。一方、普段テレビに出ることの少ない若手は、コンテストというよりショーケースの意識で挑んでいたようにも見えました。それはそれで良いんじゃないでしょうか、今回得た教訓をこれからに生かせばいいんですから。
と、ここまでいろいろ文句をつけてきましたが、カオスという括りは、決してネガティブな意味で使ったわけじゃありません。ここから、新たな笑いが広がっていく事だって、充分に有り得ますから。
それに考えてもみてください。練りに練り上げられたコントを3時間にわたって堪能できる番組なんて、ほかのどこを探したってありません。単独スポンサーの降板はショックでしたが、主催者の皆さんには何とか頑張っていただいて、来年以降も存続の方向でご検討いただきたいものです。