炊飯器・炊飯ジャー/炊飯器お試しレポート

象印 炊飯器 南部鉄器 極め羽釜NP-SS10(2ページ目)

昨年、羽のついた広くて浅い内釜で注目を集めた「極み羽釜」。発売後、そのおいしさが評判となり、高い評価を得て、見事に圧力タイプ高級釜の代表的となりました!その「極み羽釜」に、今期は釜の素材を極めた特別仕様が登場。なんと、内釜に「南部鉄器」を採用することで、さらなるおいしさを追求しています。ごはんをとことん楽しみたい人におすすめです。

執筆者:戸井田 園子

南部鉄器で釜を極めた極上炊飯器

日本の伝統工芸品である南部鉄器で作り、材を極めた内釜で、さらにおいしさを極める

日本の伝統工芸品である南部鉄器で作り、材を極めた内釜で、さらにおいしさを極める

2010年、広くて浅い形状をした「羽釜」で登場し、一躍注目を浴びた炊飯器。第2世代としてマイナーチェンジした2011年モデルとは別に、特別仕様として登場したのが、この「南部鉄器 極め羽釜」。日本の「伝統工芸品」のひとつである南部鉄器で内釜を作っています。純粋な「鉄」を採用した釜は、業界初!鉄はIHとの相性が良く、初熱効率が高いのですが、量産化や防錆加工が難しいため今まで採用されていませんでした。それを克服し商品化した今製品、釜を極めて、さらなるおいしさを追求しています


 

日本の伝統文化を伝える「湯の子」コース

炊飯器に残ったお焦げを使ってお粥をつくる「湯の子」コース、出来上がりはこんな感じ。

炊飯器に残ったお焦げを使ってお粥をつくる「湯の子」コース、出来上がりはこんな感じ。

今回のモデルでガイドが気になったのは「湯の子」コース。「湯の子」とは、茶懐石などで最後に出てくる料理で、釜底に焦げ付いたご飯をお粥にしたもの。今機種では、これができる「湯の子」コースを搭載。お焦げごはんを炊いた時だけでなく、少量の米でわざわざお焦げを作ってからお粥にすることもできます。今回は、酒粕で味付けした「湯の子」を試食させて頂きました。ふんわりと香るお焦げと酒粕の臭いが何ともいえず、やさしい味を堪能しました。工業化製品である炊飯器で、こんな日本文化も楽しませてくれる風流な一面に好感がもてます。

 

羽釜で包み込むような加熱を再現

ふっくらおいしいご飯の炊きあがり! ついついご飯の消費がすすんでしまう

ふっくらおいしいご飯の炊きあがり! ついついご飯の消費がすすんでしまう

“炊き”を極めているのは、釜の形状と加熱方式。釜の羽部分と、本体にあるリング状の「羽釜ヒーター」が密着することで、羽下に「空気断熱層」ができ、熱を閉じこめ、底だけでなく側面からも均一に加熱し、炎で釜を包み込むような効果が得られます。さらに、広く浅い形状は、側面・釜底・上部の熱を対流させ炊きムラを軽減するのに最適な形状です。最大容量で炊くと上下でムラができてしまう炊飯器が多い中、この炊飯器は最大の5.5合でも、本当にふっくら均一に炊きあがります! これは見事です。

 

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