カーメンテナンス/車検について

ユーザー車検を受ける際はここに注意!

ユーザー車検を受ける際、特に検査ラインを通す場合には、いくつかの注意すべきポイントがある。ここではそうした検査ラインでの注意点を中心に、ユーザー車検の受け方について解説する。

執筆者:宮島 小次郎

まずはユーザー車検を受ける前の準備が大切
 

前準備

ユーザー車検を受けるにあたって大切なのが、いかにしっかりと前準備を行うかということ。そのためには事前の情報収集と自分のクルマの状態を正確に把握しておくことが、まず必要だ

ユーザー車検を受ける際には、事前に十分な準備が必要となります。まず、車検を受ける日時の目途が付いたら、インターネットもしくは電話で検査日時の予約を入れます。月末や特に年度末は車検場も込みやすいので、早めに予約を入れておいた方がいいでしょう。

書類関係の準備としては、車検証、自賠責保険証書、納税証明書があれば、あとは必要な書類は陸運局で手に入れることができます。納税証明は滞納がないことを確認し、滞納がある場合は、事前に支払いを済ませておいた方がスムーズにいきます。また、納税証明自体を紛失してしまっているときは、役場などで再発行をしておいてください。

自賠責保険については、通常であればこれまで加入している保険が、現在の車検期間以上の日数をカバーしているはずですので、事前に継続の手続きをしておく必要はありません。陸運支局近くには必ず保険の代理店を兼ねた代書屋などがありますので、継続の保険をその日に加入すればいいでしょう。

その他の検査申請関係の書類は、当日陸運局の窓口で購入することができます。各書類の書き方は検査事務局の書類記入所に、サンプルとともに記されていますから、それを参考にすれば問題ないかとはおもいますが、不安な方は事前にインターネットで書類の記入方法を調べておいてもいいでしょう。

書類の準備がつつがなく整ったら、検査窓口に必要書類一式を提出し、最終的な確認を行ってもらいます。書類に問題がなければ、いよいよ検査ラインでの実車の検査となります。はじめてユーザー車検を受ける場合には、いろいろと分からないことも多いと思いますので、まずは他のクルマが検査ラインを受けている様子を見学させてもらうといいでしょう。

この見学に掛かる時間や書類を書くのに掛かる時間なども考慮して、はじめてユーザー車検を受ける場合には、なるべく受付開始から早い時間に陸運局へ到着するようにすると安心です。検査時間の予約は、午前10時前後くらいがおススメです。

次ページでは、検査ラインでの注意点を紹介します
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