寺・神社/季節ごとのおすすめ寺・神社

秋の奈良で花を愛でる(3ページ目)

秋の花めぐりというと、京都や鎌倉をイメージしますが、実は、奈良にもよい花見どころがたくさんあります。京都や鎌倉との違いは、風景が雄大で花がまるで野生のもののように自然に咲き乱れていることです。わたしは、そういう奈良を自転車で走るのが大好き!

吉田 さらさ

吉田 さらさ

寺・神社 ガイド

お寺、神社、仏像、宿坊に関する単行本と雑誌記事をメインとして執筆と写真撮影をしています。「散歩の達人」、「一個人」、「文藝春秋」。「クレア」など、幅広い読者層の雑誌に執筆経験あり。朝日カルチャーセンター新宿校にて「吉田さらさのふわり寺町めぐり」など、各種講座も開催中。

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9月から10月に楽しめる花その1:彼岸花

■葛城古道一帯
九品寺

九品寺付近の彼岸花の丘

葛城古道は金剛山と葛城山の麓を南北に走る山裾の道で、奈良でも、もっとも歴史が古いと言われるエリア。古代から続く神社が点在しています。まったく観光地化されておらず、歴史に興味がある人が歩くマニアックな道ですが、いろいろ発見があって面白いです。とりわけこの季節は、あちこちで彼岸花が咲き乱れ、まるで、真っ赤な絨毯のようです。九品寺付近では、彼岸花の丘の上から市街地が望めます。一言主神社参道あたりの田んぼのあぜ道も、鄙びていてとてもよい雰囲気です。
一言主

一言主神社の参道

葛城古道の詳細情報


■飛鳥の棚田
稲渕の彼岸花

飛鳥、稲渕の彼岸花

飛鳥には棚田が多く、そのあぜ道に彼岸花が咲く季節になると、全国からカメラマンがやってきます。特に、石舞台の先の稲淵というところの棚田が見事。
稲渕の詳細情報

■飛鳥の石舞台
石舞台

石舞台の白い彼岸花

蘇我馬子の墓とも言われる石舞台古墳。こちらは赤ではなく、白い彼岸花が咲きます。
石舞台の詳細情報

※ ご注意!
花の見ごろは年によって違います。たとえば彼岸花は、一般に9月中とされますが、2010年は少し遅く、わたしが10月初旬に訪れた際が満開の状態でした。確実に花を見たい方は、事前に先方の役所の観光課などにお問い合わせください。
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