華麗なスペイン王室の暮らしぶりが分かる!? 王宮

外観

夜のイルミネーションもインパクト大。見回りの警察官は」いますが、周囲は開け放たれた広い敷地なので、夜間は一人で行かないほうが賢明でしょう

西ヨーロッパ最大規模を誇る王室の宮殿です。現在のスペイン王室一家は居住していませんが、国家絡みのオフィシャルな行事はこの宮殿で行われています。

もともとは9世紀にイスラム教徒が建てた要塞。後に、カスティーリャ王国(現在のスペイン)の代々の王が拡大、修復し利用していました。ところが1734年に火災で全焼してしまい、この火事で500点以上もの価値のある絵画などが失われたと言われています。

その後1738年から1755年にかけて再建工事が行われ、カルロス3世にはじまり最後は20世紀前半のアルフォンソ13世まで、代々の王が居住してきました。

焼失後、宮殿の設計を指示したカルロス5世はフランスのブルボン朝出身とあり、その外観はどこかベルサイユ宮殿を思わせるような威厳と品があります。さらにさすが王家!と思わせる素晴らしい絵画のコレクションが飾られた豪華な部屋が見学できるのです。

王宮の見所

王位の広間

絵に描いたような宮殿の大広間、王位の広間(salon de trono)

見落とせない王宮内部の1つは、1800年代にできた図書館(レアル・ビブリオテカ)。1823年から1831年までの王室の書類や、金や銀を使ったロココ式、ネオクラシック時代の多色装飾など時代によって異なる様々な製本の書籍が展示されています。

1737年の建築プロジェクトの段階から変わらずあるのが、王位の広間(Salón de Trono)。カラバッジョの「サロメとバウディスタの頭」、ベラスケスの「馬」など貴重な絵画作品で飾られた、赤い壁と絨毯、輝くクリスタルのシャンデリアが派手な部屋です。

レアル・アルメリアという部屋では、オーストリア、ウィーンの王宮と並んで世界最高峰の装飾品のコレクションが展示されています。主な展示物は15世紀から後のもので、注目は、カルロス5世とフェリペ2世が馬上戦で利用した武器など。

フェリペ2世が指揮をとった中世の時代からある、美しい庭園カンポ・デ・モーロも見逃せません。スペイン代々の王の像で飾られた、宮殿の東側にある喉かな庭園です。

その他、スペインの有名画家ゴヤの作品「猪狩り」などが展示されているカルロス4世の部屋や、1750年から1759年にイタリア人の画家カラード・ジャキントによってデザイン創作された天使などが描かれた礼拝堂の丸天井もお見逃しなく。王宮内部はお城を美術館にしたと言ってもいいくらい、貴重な絵画がたくさん展示されています。一見豪華な家具などを鑑賞してしまいがちですが、細部にも注目してください。

※稀に王室の行事などのため館内の見学ができないことがあります。事前にチェックしたほうがいいでしょう。

<DATA>
■Palacio Real (王宮)
住所:C/Bailén s/n
TEL:(34)91 454 8800
開館時間:10:00~20:00(4~9月)10:00~18:00(10~3月の土曜)
10:00~16:00(10~3月の日曜)
閉館日:なし
入館料:10ユーロ(10~3月の水、木の15:00~18:00、4~9月の水、木17:00~20:00無料)
アクセス:地下鉄2、5号線Ópera駅 徒歩5分
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