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30代で必ず積むべき資産運用初体験方法(2ページ目)

30代あるいは40代で、必ず投資経験を積んでほしいと思います。具体的にはどのような運用をして、どのような経験を重ねておけばいいのか、ポイントをまとめてみます。60歳になって「ネギを背負ったカモ」にならないように!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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最低限やってほしいことはこれだけでいい!

それでは投資経験を具体的に積む方法を説明します。ステップはそれほど多くありませんが、手続きをいくつかしなければなりませんので、面倒が若干あります。それでも、ぜひ取り組んでほしいと思います。

■ステップ1)証券口座を開設する
ネット証券の口座を作ります。株や投資信託を自由に売り買いするためには必須です。

WEBで住所や氏名等を入力して口座開設のボタンを押せば書類が数日後届きます。押印して本人確認書類を添付し返送すれば完了です。

後々のため、まとめて3~4つの証券口座を開設しておくと何かと便利です。利用しながらどこをメインにするか考えてもかまいません(口座開設時に数千ポイントがつく例もあるので、ポイントカードのサイト、クレジットカード会社のサイト、証券会社のサイトなどを比較しておくといいでしょう)。

また、入金に使う銀行の口座をネットバンキング対応にしておけば、お金の移動や確認もすべて自宅でできるようになりますので、手続きしておきましょう。

■ステップ2)入金のうえ数万円ほど投資してみる
口座開設ができたら、数万円でいいのでまずは入金してみましょう。このとき、いきなり数百万円も入れる必要はありません。入金すると、つい買えるだけ買いたくなりますので、最初は5万円もあれば十分です。

初めての投資としては、数万円で買える株か、株式で運用される投資信託をおすすめします。証券会社のHPで、指定の金額以下で買える株を検索して絞り込みができますので、興味のある企業を選んでみてください。投資信託であれば10000円前後で1口買えるはずですから、これを2~3万円ほど買ってみます。購入時には所定の手数料がかかりますので、入金額は少し多めに入れておきましょう。

悩むようなら、日経平均株価かTOPIXで運用する日本株のインデックス投資信託
を探してみましょう。値動きが日経平均やTOPIXに連動しているので、値動きがわかりやすいからです。

■ステップ3)値動きがあったら売却してみる
最後のステップは「儲かった」経験や「損した」経験を積むプロセスです。まず、商品の値動きについては、証券会社のHPやYahoo!ファイナンスなどでチェックをしてみます。最初は落ち着かない日々が続き、何度もHPにアクセスするかもしれませんが、それも大事な経験です。

そして、利益が出た銘柄、あるいは思うように値上がりせず下落した銘柄を売却します。売却時にも所定の手数料がかかります。また儲かった利益については税金も引かれることになります。損をした場合には手数料だけかかり税金は引かれません。

最低限、30代で得たい投資経験は以上です。

「え、そんなもの?」と思うかもしれませんが、たったこれだけの経験もほとんどの人が得ていません。そして、これだけの経験をしたことのある人と、したことのない人には大きな差がつくことでしょう。

もちろん、その後は、どんどん投資経験を積んでいけばいいでしょう。投資金額を追加したり、定期的な積立投資を手続きしたり、自分なりに勉強しながら投資経験を積んでいってください(リスクのコントロールの仕方も学んでほしいところですが、それは今後のコラムで改めます)。

あなたが「ネギを背負ったカモ」にならないために、今投資経験を!

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