素朴ながら、オリジナリティーが光る
蒸し焼きナスにゴマペーストなどを加えた「ババガヌーシュ」
メニューを見る。種類はさほど多くない。それ故か、すべてを口にしたい衝動に駆られた。でも、食べるのは、チビすけくんとワタシだけ。そう食べられるものではない。さて、どうしようか……。などと思いながら、メニューとにらめっこをしていたら、ダンさんが、「少しずつ出しましょうか。○円でいかがですか」と声をかけてくださった。きっと、私がメニューの表裏をぺらぺらとめくり、何度も見直していたからだろう。自分のイヤシさに少し恥じつつも、何とも嬉しい申し出に、満面の笑みでふたつ返事したことはいうまでもない。
カウンターで、ダンさんが料理する姿を眺めつつ、時折ダンさんと会話を楽しみながら料理を待つのは、とても心地よい時間だった。カウンター席って、これだから楽しいのよね。あらためて実感した次第である。しばらくして、出てきた料理は以下の通り。
フムス(ひよこ豆のディップ)
ババガヌーシュ(蒸し焼きナスのディップ)
マッバフ(ピリ辛野菜のトマト煮)
イスラエル風サラダ
ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)
シュニッツェル(イスラエル風チキンカツ)
シェフ特製ラムのソテー
イスラエル風鶏肉とブロッコリーの炒めもの
ピクルス
フライドポテト
ピタ(パン)
ひと皿の量は少なめだが、これだけ多種類あり、ピタもおかわりOKとくれば、最後にはオナカがパンパン。申し訳ないと思いながらも、フライドポテトを少し残してしまったくらいだ。
「イスラエル風鶏肉とブロッコリーの炒めもの」