トヨタの世界一に貢献したセルシオが安い!
安全装備の充実も、世界の強豪と渡り合うためには欠かせませんでした。カーテンシールドエアバッグや横滑り防止装置のVSC、ブレーキアシストなどが標準装備されています。またブレーキ制御付きのレーダークルーズコントロールを全車にオプションとして用意
なでしこジャパンが体格に勝る欧米勢に怖じ気づくことなく、見事世界一の栄冠を勝ち取ったニュースは記憶に新しいですが、このセルシオの初代は約20年前に世界中の自動車メーカーを震撼させた一台。そしてセルシオが3代を経てレクサスLSへと移行した後、ついにトヨタは世界一の販売台数という栄光を手にしました。
静粛性がセルシオの一つのウリでしたから、3代目も当然ながらロードノイズや砂&水跳ね音、風切り音などを徹底的に低減化しています。また排気量の増加で加速力はアップし、トップ・オブ・トヨタらしい力強い走りが楽しめます
セルシオは、同社のクラウンやセンチュリーとは明らかに目指している方向が違いました。日本人ではなく世界中の人々が認めるような車を作ろうという気概がありました。しかしそれは、単に欧米車の背中を追うのではなく「トヨタならこんな車が作れる」と示す方向であり、結果としてその静粛性や仕上がりのクオリティ、さらにその価格という、まさにトヨタでしか出来ない車がセルシオだったのだと思います。
また日本人からしてみれば、そうした姿勢が誇らしいだけではなく、商品としての魅力を世界中の人々同様に感じたため、大ヒット。特に企業のトップクラスの人々は、セルシオのおかげでそれより高い欧米車を買わずに、また運転手が必要なセンチュリーや、取締役や部長クラスでも乗るようになったクラウンを選ばずに済むようになったのではないでしょうか。
そんなセルシオの最終モデルである3代目が、先述したように随分とお手頃価格から選べるようになったのです。その魅力を次ページでさらに詳しく見ないわけにはいきませんよね。