ハイジのお気に入り
ここではヤギや干し草のベッドなど、ハイジのお気に入りを通して、スイス各地をご案内します。ヤギ
夏の間、ツェルマットでは朝、夕に村のメインストリートをヤギの行列が通る
今はスイスの酪農は牛が中心ですが、エンガディン地方(サンモリッツ周辺)やツェルマットなど比較的標高の高い山岳地帯で、ヤギを目にするチャンスがあります。
セントバーナード犬
体格が最大級の犬種だが、温和な性格
セントバーナード犬は、山岳救助犬として冬山で倒れた遭難者の捜索で活躍しました。特にスイスとイタリアの国境にあるグラン・サンベルナール峠で、おおぜいの旅人を救った逸話が有名です。
フランス語読みの「サン・ベルナール」は、英語読みにすると「セント・バーナード」。優しく勇敢なセントバーナード犬は、この峠の名前に因んで付けられました。
「セントバーナード犬に会ってみたい」という場合は、グラン・サンベルナール峠に向かう拠点となる町、マルティニーへ。町中にあるセントバーナード犬博物館では、峠の歴史とともに、本物のセントバーナード犬に会うことができます。
干し草のベッド
干し草のベッドは、きっと忘れらない体験に
スイスには、合計180ヶ所の農家が参加する「シュラーフ・イン・ストロー(わらの中で眠ろう)」という組織があり、農家の提供する干し草のベッドで泊まることができます。ハイジ原作の舞台になったマイエンフェルトの場合、ハイジ博物館から徒歩5分の位置。
予約は各農家に直接メールなどで可能ですが、英語で最低限の意思疎通が必要。農家によってはドイツ語やフランス語しか通じない場合もあります。設備は農家によって様々ですが、原則として自分が使うシーツを持参する必要があります。
宿泊料金の目安は、大人一人20~30スイスフランと、ホテルと比べると格段に安く泊まることができます。