ポルシェとサンバーの共通点
もうひとつ。サンバーのエンジンは「後輪の後方」に搭載されている。ポルシェ911と同じ『RR』(リアエンジンリアドライブ)なのだ。只でさえ静かな4気筒エンジンを、ドライバーから一番離れた場所に積む。これまた圧倒的な静かさを実現している理由。ナニからナニまでユニークです。
こんな軽商用車は二度と出ないだろう。さて。残念ながら生産ラインを2月末に止めるということが決まっている。生産できる台数も限られてしまうため、早ければ10月にオーダーストップになる模様。いや、赤帽運輸の駆け込み需要だって多いだろうから、もっと早くなるかもしれません。
こんな魅力的なサンバー、どれを買う?
ということでバイヤーズガイドを。ガイドのイチオシは1BOXの『ディアス・スーパーチャージャー』。エアバッグやABS、CDオーディオ、 キーレスエントリー、エアコンなどフル装備して121万2750円。大人でもゆったり座れる広さのリアシートが付く。軽乗用車代わりにいかがか?
クルマ通なら前述したトラックの『TCスーパーチャージャー』だろう。1速より低いギアレシオを持つエクストラ・ロー付き5速MT(つまり前進6速です)の4WDで、109万3050円。こちらもパワーウインドウやキーレスエントリー、CDオーディオ、運転席/助手席エアバッグ標準装備。
ディアスもトラックも商用車登録のため自動車税は年額4000円。任意保険も若い年齢の割り増しが無いため、免許取り立てのドライバーだってランニングコストを抑えられる。「名車」を買って15年間くらい付き合うのも悪くないです。ちなみにガイドは2001年式のサンバー・トラックを所有している。買い換えか?