高速道路を利用する際は、あらかじめ給油を!
残量警告灯が点く前に余裕をもって給油を行えば、燃料切れのトラブルは確実に防げるはずです。普段から早めに給油をする習慣をつけておくと、うっかりミスも防止できます
燃料切れが起きる原因としては、燃料計や残量警告灯を見落としていたといううっかりミスや高速道路などで渋滞にはまり、予想以上に燃料を多く消費してしまったというようなケースが考えられます。中にはギリギリなのを知りつつ、もう少し行けるのでは? と無謀なチャレンジをして燃料を切らせてしまうこともあるかもしれません。
いずれにしても、燃料切れは残量が少なくなる前に余裕をもって給油すれば、必ず防げるトラブルです。特に高速道路を使って遠出をする際は、高速に乗る前に予め給油を済ませる、また走行距離が長い場合は普段の燃費などから計算して、どのあたりで給油を行うか、事前に計画を立てておくことも有効です(渋滞時は計画より早めの給油を心掛ける)。
それでもうっかり燃料切れを起こしてしまった場合は、どのように対処すればいいのでしょうか。燃料が切れると、突然エンジンが止まってしまうこともありますが、事前にエンジンの振動が大きくなったり、アイドリングが不安定になる、パワーがなくなったように感じられる、などの症状が現れることもあります。
そうしたエンジンの不具合を感じたら、周囲の状況を確かめて、安全に停止できるところにクルマを停めます。もう少しいけばガソリンスタンドがあるから、と無理して走行を続けるのは避けるべきです。本当に燃料切れを起こして、エンジンが突然止まってしまうと、思わぬ危険に繋がることもあるからです。
突然エンジンの調子が悪くなると、動転していきなりボンネットを開けてみたりとしがちですが、安全なところにクルマを停止させたら、まずは落ち着いてメーターパネルの燃料計や警告灯を確認してみてください。燃料切れであることが確認できたら、JAFなどのロードサービスに救援を依頼しましょう。
最後にちょっとした裏技ですが、あと少しでガソリンスタンドというような状況でエンジンが止まってしまった場合、ボディを大きく揺するとタンク内のわずかなガソリンがポンプ付近に集まって、ほんの短距離だけ動かせることがあります。ただし、この方法はあくまでもエマージェンシーと考え、十分に周囲の安全が確認できる状況でのみ試してください。