いい意味で、エコカーとは思えない
ハイブリッドでもないのに30km/Lという素晴らしい10・15モード燃費を実現した、スカイアクティブGエンジン搭載のデミオに試乗した。果たして実力はいかがなものか? ちなみに箱根で試乗会が行われたため、燃費に関しては正確な値を計測出来ず。参考程度にしていただけたら、と思う。
ということでエンジンから(メカニズム詳細については下のリンクで)。Dレンジをセレクトして走り出すと、意外や意外。全く普通の回り方である。スカイアクティブGだと言われなければ全く解らないほど。パワー&トルク感も大きな差なし。敏感な人なら低回転域のトルクの太さを感じるかもしれない。
逆に省燃費エンジンと聞いた途端「動力性能が厳しいでしょう」と思う人だと、良い意味で拍子抜けするだろう。普通の1.3リッターエンジンに仕上っており、ノッキングの兆候すら無し。また、組み合わされるCVTのセッティングも自然。これまたエコカーとは思えないレベル。
ちなみにこのデミオが登場するまでコンパクトカーで最も良い燃費だったヴィッツ(26.5km/L)は、常時CVTが低い回転をキープするため、加速しようとアクセル踏んだ時に反応しない(1.3リッターエンジンなので低速トルクが薄い)。そういった点からすればデミオは乗りやすい。