魅力があれば高くてもよい

ビアンテフロント
流れるようなエクステリアデザインが魅力的なビアンテ。販売前に3000台もの仮受注が入るほどの人気だったが……

7月8日に発売されたマツダ・ビアンテの売れ行きがイマイチ伸び悩んでいるようだ。2ヶ月間のティザー活動(発売前にクルマのPRを行うこと)など行ったこともあり、発表時点で月間販売目標となる3000台の仮受注を集めたものの、発売後の足取りは重いという。

マツダの関係者に聞いてみると「ディーラーへの来客数はとても多いのですけれど、発注に至らないケースも多いようです」。なぜだろう? 7月24日に試乗会が行われたので、実車をチェックしてみた。するといくつか気になる点を発見した次第。

ビアンテリア
ライバル車と比較すると値段の高さが気になる。同一装備で考えた場合、トヨタ・ノア、ヴォクシーよりも15万円も高いという

最大の要因は価格設定だと思う。ライバル車だと必要な装備が付くグレードで200万円少々から始まる。売れ行き好調のスバル・エクシーガなど199万5000円だ。なのにビアンテの場合、219万9000円以上。このジャンルの売れ筋であるトヨタ・ノアやヴォクシーより15万円ほど高くなっている。

加えてデビュー直後ということもあり、値引きを絞っているビアンテより圧倒的に良い条件を出す。見積もりを取った読者に聞いてみたところ「支払総額で同じ装備内容のノアより30万円ほど高かったです」。

ナビなどを付けたなら、これまたライバルのホンダ・ステップワゴンより総支払い金額で40万円程度高くなってしまう。もちろん高い分の魅力さえあれば、何のハンデにもならない。果たしていかに?

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