カンヌ／コートダジュール地方(2ページ目)

旧港と旧市街ル・シュケ

映画祭が行われる以前の、カンヌがまだただの漁港であった時代から歴史があるカンヌの旧港は、豪華なヨットやクルーザーが停泊し、フェリーが行き交います。映画祭の時期は、多くのスターがここから船で到着する光景をよく目にします。

そして旧港の西側のシュバリエ山を中心とした丘陵地帯は、ル・シュケと呼ばれる旧市街となっています。坂道の両側には、漁師の家や小さなレストランが並び、海岸通りとはまた一味違った素朴な街並みが印象的。かつては漁港であったカンヌの名残を感じることができます。

丘を登りきると、素朴な作りのノートルダム・ド・レスペランス教会、そして城跡に建てたれたカストル美術館があります。ここの塔の頂上は、旧港と海が一望できるパノラマポイントとなっています。

＜DATA＞
■Musée de la Castre
住所：Place de la Castre Le Suquet 06400 Cannes
TEL：04 93 38 55 26
開館時間：10:00～13:00／14:00～17:00（10～3月）、10:00～13:00／14:00～18:00（4～6月・9月）、10:00～19:00（7・8月）
休館日：月曜、1/1、5/1、11/1、11/11、12/25
入場料：6ユーロ（11～3月の第一日曜日、18歳以下、26歳以下の学生は無料）

カンヌ映画祭と映画祭会場
パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ

毎年5月に開催される世界最大の映画祭であるカンヌ映画祭は、カンヌの代名詞ともいえる一大イベント。この期間は世界中から映画関係者がカンヌに集結し、ホテルの予約も非常に困難。1年前から予約する人もいるとか。

メイン会場であるパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレではコンペティション作品の上映や授賞式が行われ、会場周辺でも映画の買い付けのやりとりが行われたりと映画一色に。

映画祭の会場となっているパレ・デ・フェスティバルの会場前広場では、400以上の映画スターや監督の手形が埋められており、人気の記念写真スポットとなっています。

＜DATA＞
■Palais des festivals et des congres
住所：La Croisette CS 30051 06414 Cannes
TEL：04 93 39 01 01