怒りを手放す方法とは?
4ステップで怒りの気持ちを開放!
<1>イライラしているのを自覚する。
<2>なぜイライラしているのか?を客観視する。
<3>誰かを怒っているにしても、「相手が悪い!」ではなく、“相手を悪いと思っている自分”と向き合う。
<4> <3>で発見した“自分の欠点”をきちんと受け止める。
特に<3>のステップになり、自分の気持ちを突き詰めていくと、最後に行きつく感情は、「私のことを大切にしてくれない!」という思いであることが、意外と多いものです。
もちろん、誰もが自分のことは大切だから、大切にしてくれない人がいると、怒りや悲しみの感情が生まれるのはしょうがないこと。ただ、「自分のことを大切にしてほしい!」と怒っているのも、大人としてはちょっとカッコイイものではありません。精神的に自立をしている人は、この段階で、怒りの感情を手放す人も多いでしょう。
もし手放せない人は、さらなるステップがあります。
この時点で、1つ考えた方がいいことがあります。
「自分のことを大切にしてほしい!」という感情に、トラウマ的なものが含まれているかどうか?
子どもの頃、親から愛されているという実感がない人は、大人になってからも“愛の欠落感”を埋めようとするものです。つまりその怒りの思いは、相手や状況うんぬんではなく、自分の問題である可能性も高いわけです。その場合は、自分の心とよく向き合う必要があるでしょう。
もしそういったトラウマがない場合は、また<2>に戻って、相手の悪意の有無についても、考えてみるのはいいでしょう。その結果次第で、向き合い方は変わります。