エスニック料理/おすすめアジア料理店

モンゴル料理 「青空」…幡ヶ谷(2ページ目)

とにかく日本の皆さんに食べてほしいから、との想いから、伝統を重んじつつも新しい風も取り入れたモンゴル料理店「青空」。野菜が豊富で黒酢も多用する内モンゴル料理を、日本人の口にも合うように提供する。

佐藤 わか子

執筆者:佐藤 わか子

世界のおうちご飯ガイド

 

羊肉にはスパイスを合わせて食べやすく

羊肉の串焼き

青空特製の「羊肉の串焼き」。複雑なスパイス使いが食欲をそそる。


幡ヶ谷に店を構える「青空」では、そんな内モンゴルの料理を日本人向けにアレンジし、羊肉をより食べやすい形で提供する。例えば、モンゴル料理の代表格「チャンスンマハ」は、本来は塩だけで茹でるところを、八角というスパイスやしょうがなどを加えたり、羊肉の串焼きには唐辛子をアクセントにしたり、というように。

ボーズ

黒酢タレが添えられるモンゴル蒸し餃子「ボーズ」

さらに、こちらで印象的だったのは、黒酢を多用することだ。内モンゴルの人達は、黒酢が大好き。料理に頻繁に登場するのを内モンゴル自治区の中心都市フフホトでもよく見かけたのだが、東京のモンゴル料理店では、あまり口にすることができなかった。

ところが「青空」では、モンゴルの蒸し餃子である「ボーズ」や、これぞモンゴル料理といわれる「羊肉の茹でもの(チャンスンマハ)」に黒酢ベースのタレが添えられ、黒酢を上手く料理に取り入れているのがとても新鮮だった。

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