食べる行為はエネルギー消費行為でもある

実は食事をすると、食事誘導性熱産生と呼ばれるエネルギー消費があります。つまり、食べたもののカロリーの他に、食べたものを消化するために使うカロリーがあるということです。食事を抜くと、カロリー消費の面からは効率が悪く、太りやすい体質になるモトだという指摘もあります。

夜遅い食事はやっぱり太る

21時を過ぎたら食べないようにした方が良い、というのは時間栄養学の視点からすすめられている考え方です。夜遅くに食べたものは吸収が高く(つまり脂肪になりやすい)、夜遅く食事をする人ほど夜型生活だったり、生活時間が不規則であるという関連性も注目されています。

不規則な生活時間は肥満のモト

昼間だけ働いている人と深夜勤務がある人との間で肥満との関係を比べると、なんと6倍もの差があるとのこと(榛葉、2011)。不規則な生活は肥満につながり、規則正しい生活を送ることは、健康面はもちろんのこと肥満の面にも大きな影響があるということが次々明らかにされています。

実は、睡眠時間が短いと空腹感を促すグレリンというホルモンが多く分泌され、過食の原因になるということもわかってきています。また、夜遅い食事は夜更かしを助長することもわかっており、悪循環につながってしまいます。

こう食べれば太らない!「太らない時間ダイエット」

夕食をできるだけ早い時間(21時前が理想)に食べて早めに眠り(12時前が理想)、朝はきちんとおきて炭水化物とたんぱく質を含む朝食を摂るということが、太らないために大切。朝はぎりぎりまで寝ていて、ダイエットのために抜いたり野菜ジュースだけという方も、少し早起きして手軽なシリアルや卵料理や乳製品などから始めてはいかがですか。

食事の比率ですが、1日の食事のエネルギー摂取量を10としたとき、朝食3、昼食3、夕食4の比率を基本に、ご自身にあわせてアレンジしてみてください。ダイエット中で1日1600kcalを目安にしている場合は、朝480kcal、昼と夜は各640kcalといった具合です。

また、体内時計はもともと25時間をきざんでいるので、朝の目覚めに光を浴びたり朝食をとることで、正常なホルモン分泌が期待できるのだそう。もともと持っている代謝機能を鈍らせないためにも、夜は早めに就寝するように心がけると、太りにくい体質への改善が期待できると考えられます。規則正しく過ごすというのは、健康になるだけでなく、ダイエットにも効果があるというわけですね。

参考 香川靖雄ら、日本栄養・食糧学会『時間栄養学』(女子栄養大学出版部 2011)


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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。