先進的なインパネ
1~3列目までシートサイズは大きく、とくに1、2列目は180cm級の大人が4人乗っても窮屈感とは無縁。大人2人+子ども2~3人の家族ユースでも十分に使える。サードシートは日常使わなくてもエマージェンシーとしては十二分の空間とシートサイズを確保している。子どもの友達も乗せてドライブに出かけるなどのシーンでも重宝しそうだ
居住性、積載性も向上
「SAND」や「SNOW」、「NOMAL」など、各モードのイラストに合わせてダイヤル操作するだけで、路面状況に合わせた走りができる「テレインレスポンス」を採用。凍結した坂道を降る際にありがたい「ヒルディセントコントロール」や急坂で再発進する際でもボディが後退しない「ヒルスタートアシスト」なども装備する
精細性は3列着座時でも後方に深さのある荷室を用意し、実用的な容量を確保しているのと、「リミテッド」なら電動スイッチでサードシートを格納できるのがうれしい。左右分割式だから3列目片側まで乗って、2-3列目の片側を倒して長尺物を含む荷物を積み込むこともできる。2列目もフラットにたためるから、カップルでキャンプなどのアウトドアに出かけても自転車からテントまで相当載せることができるはずだ。
パワーリフトゲートや本革シート、3列目の電動格納機能などを備える「リミッテッド」は確かに魅力的だが、「XLT」でもクルーズコントロールやテレインレスポンス、オーバースピードでコーナーに突っ込んでもコースアウトを防ぐ「カーブコントロール」などの安全装備にも抜かりのない「XLT」を選んでもエクスプローラーの魅力は十分に堪能できるはずだ。前者は530万円、440万円の後者はとくに魅力的かつ競争力のあるプライスといえる。