輸入車/注目の輸入車試乗レポート

モダンに生まれ変わった新型エクスプローラー(2ページ目)

アメリカンSUVの雄、フォード・エクスプローラーは、1990年に登場したまさしくアメリカを代表するSUVで、公式的には今回が5代目となる。現代的なモノコックボディになり、洗練された内外装と走りを身に付け、3列シートと高い積載性も魅力だ。デリバリーは9月から。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


牽引能力は健在

エンジン

エンジンは4.6LのV8から3.5LのV6にダウンサイジングしたが、トルクもパワーも不足を感じさせない。燃費は20%向上したという。さらに、2.0Lの「エコブースト」搭載車も年末辺りには導入されるそうだ

アメリカではボートやトレーラーハウスの牽引需要は確かに日本よりも高いものの、彼の地でも普通にオンロードを中心に走る人が多数派のようだ。よく考えればそうだろうなと想像がつくし、モノコックボディに変わっても先代と同等の牽引力を備えているそうだから、そうした使い方を視野に入れている人も躊躇しなくてもいいだろう。

テレインレスポンスを採用

インパネ

ステアリングスイッチや英語音声機能、フルカラーディスプレイによるインターフェイス「MyFordTouch」を採用している。先進性にあふれる景色だが、ナビゲーションは用意されない。ステアリングスイッチやセンタースクリーンの操作には少し慣れが必要だが、オーナーになれば直感操作もできるようになるだろう

むしろ大半のユーザーにとっての朗報は、レンジローバーと同様にテレインレスポンスを採用することで、砂地の「SAND」、泥地やわだちの「MUD&RUTS」、「SNOW MODE」などイラストに合わせてダイヤル操作するだけで、オフロードコースから林道、スノードライブまで楽しめる。ヒルディセントコントロールやヒルスタートアシストなど、坂道走行へのフォローも万全だ。265mmのロードクリアランスも確保する。時間の関係でオフロードコースは走れなかったが、四駆系SUVとしての性能に不満を抱くことはないはず。

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