40代ビジネスマンの転職での自己PRのコツ  

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40代の自己PRは実績重視

では上で述べた3つのポイントを踏まえて、40代のビジネスマンが転職における自己PRのコツについてまとめましょう。

第1に、戦略的にマルチタスクをこなした実績をアピールするコツについて。複数の会社で働いたキャリアを持つ方の場合、それぞれの会社の実績を説明する際に、具体的に取り組んだプロジェクトを少なくても2つ選びます(最大3つまで)。

そしてそれぞれのプロジェクトの目的、課題、成果、そして何を学んだかを同じフォーマットで書きます。異なるプロジェクトでも、同じ論理展開でいくつも連続で書いてあれば、読みやすさは言うまでもなく、読み手は段々とあなたのアピールパターンに慣れていきます。

3つめくらいのプロジェクト実績を読むあたりから、次にどのようなことが書かれているかを予測できるようにもなり、あなたの実績をリアルに印象付けることができるようになります。

反面、書き方のパターンがそれぞれのプロジェクトでばらばらだと、読みにくさは言うまでもなく、仕事の進め方までも統一感がない。マルチタスクをこなすのは無理なのではないかという印象を相手からもたれかねませんので注意が必要です。

1社経験しかない方の場合でも考え方は同じ。異なる部署における経験を異なる会社の経験に見立てて、それぞれの部署で経験したプロジェクトを複数リストアップして、同じ論理展開で書くことを心がけることがお勧めです。

問題部下の再生をアピールせよ

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上司としての視点をもっていることが大事

次に大切なことは、チームメンバーの能力を引き出すコミュニケーション力をアピールすることです。問題のある部下のケースを引き合いに出し、実際に何が問題であったか、どう問題に取り組んだか、そしてどのような改善が生まれたかについて具体的に書くとよいでしょう。

部下は問題があるから部下なのです。本当に本人に能力があるのなら、仮に年下でも社歴が短かろうと部下にとどまっていることはないのです。よって上司である40代のビジネスマンにとって、問題のある部下にどうアプローチしたか、どのような改善プランを立てたか、そして成果はどうであったかを書くことは、上司としての言わば「高い視点」を持っているかどうかが問われるところなのです。

重要局面での判断力をアピール

最後に、重要局面における判断力をアピールするコツについて話したいと思います。これは直近の会社や部署で起きた具体的な話をするべきです。今のポジションにいるからこそ求められる責任や難しい判断について話すことが大切であって、例えば10年前の話をしても、それはまた別次元の話になってしまうからです。

必ずしもうまくいった話だけをするべきかと言うと、逆に課題が残った話でもいいかと思います。ここで大切なポイントは、物事の考え方、事象のとらえ方がリーダーのレベルにあるかどうか、問題解決のための道筋をどのように立てたのか、どのような理由でそれぞれの決断をしたのかなど、まさに判断をしているそのときの心理状態をうまく伝えるところがコツです。

今の時代、40代に期待が集まっている

会社を取り巻く事業環境は、これまでに誰もがまったく経験したことのない状況を迎えています。そのため一時代前の成功モデルのイメージが抜けきれない50代以降のリーダーよりも、まさに21世紀に入った当時の急速な変化のさなかに30代を迎え、新しい時代に通用する実務経験も十分に持って管理職になった40代に今、期待が集まっています。

今、40代の転職にはこうしたハイレベルな要求が突きつけられており、転職活動中の方はより慎重に準備を進め、丁寧で思慮深く自己アピールをすることが期待されているのです。


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