一人暮らし/一人暮らしの楽しみ方

一人暮らしでひとりが寂しいとき、どうしたらいい?

一人暮らしをしていると、ふと猛烈に寂しく感じてしまうことがありませんか。そんなとき、あなたはどんなふうに過ごしますか。ひとりで寂しいときの解消法について考えます。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

一人暮らしで寂しいときの解消法とは

一人暮らしで、ふと猛烈に寂しいと感じる瞬間は誰にでもあるもの

一人暮らしで寂しいとき、あなたはどうしていますか

「ただいま」と帰ってきても、誰も返事をしてくれない。気がついたら、テレビにひとりごとを言っている……。一人暮らしなら、どれも当たり前のことなのだけれど、ふと猛烈に寂しいと感じてしまうことがありませんか。そんなとき、あなたはどんなふうに過ごしますか。一人暮らしで寂しいときの解消法について考えます。

一人暮らしで寂しいのは、当たり前

一人暮らしが寂しいのは当たり前のこと。だけど、苦しくなりすぎないように、上手に付き合っていきたいですよね

一人暮らしが寂しいのは当たり前のこと。だけど、苦しくなりすぎないように、上手に付き合っていきたいですよね

まず覚えておいてほしいこと。一人暮らしをしていて寂しく感じるのは、あなただけではありません。あなたが悪いわけでもないし、ダメな人間でもないし、ましてや一人でいることが情けないなんてもことも、けっしてありません。

インターネットで「一人暮らし」「寂しい」と検索してみれば、寂しさを訴える声やお互いに慰め合っている言葉、また、その解消法というのが、本当にたくさん引っかかってきます。つまり世の中には、一人暮らしで寂しい人があふれているということ。

もしかしたら、この壁の向こうに暮らすお隣さんも、たった今、寂しいと感じながら過ごしているのかもしれない。そんなふうに想像してみると、ほんの少しだけかもしれませんが、気がラクになってきませんか。

誰かと一緒にいると寂しさは感じにくいけれど、時としてうっとおしいことや面倒なこともあります。その一方、ひとりは自由で気楽だけれど、寂しいこともある。それぞれに良い面も悪い面もあることを考えれば、一人暮らしをする者としては、甘んじて受け入れなければならない感情ともいえるかもしれませんね。

ひとりでも楽しめることがあると強い。でも……

一人暮らしが寂しいとき、植物のお世話をしたり、花を活けたりするのは、リフレッシュ効果がとても高いです

植物のお世話をしたり、花を活けたりするのは、リフレッシュ効果がとても高いです

私自身も一人暮らしをしていたころ、よく「寂しい」の感情に襲われていました。そんなときどうしていたかというと、おいしいものを作って、おいしいお酒を飲む。時として、お酒に飲まれちゃうこともありましたが(!)、それはそれで誰に迷惑をかけるわけでもない一人暮らし。おいしいものをたっぷりと食べ、心おきなく酔っぱらうことで、寂しさを追いはらうことができていました。

ひとりでいることを忘れるくらい、ひとりでも打ち込める何か、楽しめる何かがあると、寂しさは和らぎます。料理をすることや音楽や映画を観賞すること。模様替えやガーデニングをしたり、何かを手作りしたりすることも、集中できて寂しい気持ちを紛らわすのにうってつけ。

肌や身体のお手入れや掃除に打ち込むと、実利も伴って一石二鳥。部屋にこもっていないで、散歩や買い物に出かけるというのもいいかもしれません。ひとり時間がとにかく「寂しい」「不安」「つらい」というのでは、一人暮らしもしんどいだけ。たまにはどっぷりと寂しさに浸りこむのもいいですが、毎日続くようなときは、何か気持ちを切り替えるきっかけを探してみましょう。ガイド記事「一人暮らしでの「ひとり時間」の過ごし方」も参考にどうぞ。

ただし、「一人暮らしでもまったく寂しくない」「ひとりの方がいい」というのも、けっして良いことばかりではないと思います。寂しさをつらく思うことよりも、他の人に合わせたくない、人と関わるのが面倒という気持ちが強くなると、友達や恋人を作ることや結婚することからも遠ざかってしまいがち。人とのつながりを求める気持ちが寂しさにつながっているのであれば、それは大事にしていってもいいものではないでしょうか。

心や身体が弱っていたり、不安があったりするときは注意

寂しいときこそ、ちゃんと食べて、ちゃんと寝る。身体が元気だと、心も元気になってくることがあります

寂しいときこそ、ちゃんと食べて、ちゃんと寝る。身体が元気だと、心も元気になってくることがあります

一人暮らしをしていれば、特にはっきりとした理由がなく寂しさや不安を感じることもありますが、時にそれが身体からの注意信号という場合もあります

仕事や勉強、恋愛や友人関係でのストレス、長時間労働や睡眠不足、体調不良などの原因が思い当たるときは、まずそれを取り除くよう心がけて。身体と心はつながっています。つとめて栄養バランスのよい食事をとって、睡眠時間を確保するだけで、心が軽くなることがあります。

また、寂しいからといって、自暴自棄にならないよう注意して。一人暮らしでは自分で自分を止めなければ、歯止めが効かなくなってしまうことがあります。むしゃくしゃしたり、寂しくていてもたってもいられなくなってしまう気持ちはわかります。でも、その行動の責任も自分が負わなくてはならないことを忘れずに。

自分ひとりでは感情を止められないときは、誰かに相談することで気持ちが変わることがあります。一人暮らしであっても、何もかも一人で解決しなければならないわけではありません。「もう一人で悩まない。一人暮らしの不安&悩み解決法」では各種相談先がまとめてありますので、困ったときの参考にしてください。

周囲の目を気にしすぎないと、ラクになる!?

美容院でいつもと違う髪形にチェンジするなんていうのも、周囲の目を気にしない自分への第一歩

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私の周りには「一人暮らしで寂しさを感じたことがない」という人が何人かいます。かといって、人とのつながりが面倒というわけではなく、友達が多かったり、恋人もいたり。人と一緒にいるのも好きだし、ひとりの時間も楽しい。そんな友人たちの共通項を考えてみると、自分が他の人からどう思われるかを気にせず、自分が心地いいことや楽しいことに一生懸命だという印象を受けます。

例えば、ひとりで外食をするのが苦手な人。その理由の1つには、他のお客さんや店員からどう思われるかが気になるということがあるのではないでしょうか。でも、お寿司屋さんでも焼き肉屋さんでもおひとりさまを厭わないある友人(女性)は「おいしいものを食べにいくだけなんだから、そんなのは気にならない」と言います。

周りの目を気にしないこと。言葉にすると簡単だけれども、これを実践しようとするのはとても難しいこと。私も人の目を気にしてくよくよするタイプなので、その気持ちはよくわかります。でも、他の人にどう思われるかが気になって、やりたいことをやらず、楽しいことを逃すのはモッタイナイ。彼女の話を聞いて、そんなふうに思いました。

もちろん、そう簡単にすっぱりと気持ちの切り替えができるわけでなく、時に自意識とのせめぎ合いがありますが、それでもそういう思いを自分の中に持てたことで、これまで周囲の目を気にして躊躇していたことにも、思い切って踏み込めるようになりました。

ひとりでできることが増えると、毎日は楽しくなります。自分にも自信がつきます。それが一人暮らしの寂しさとも上手に付き合っていくヒントなのかもしれません。

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