パンクである故に反パンク

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GROOVIN' 昭和6

「Tonight」はフィル・スペクター風ガールグループ・サウンドmeetsテクノポップといった趣ですね。ずばり僕が当時、好きだった(いや、今でも)サウンドです。その後、『テクノ歌謡』『GROOVIN' 昭和!』などのコンピレーションにも収録されてCD化されたのが嬉しかったです。何に触発されてこの曲を作られたのか、興味があります。

折茂:
『GROOVIN'昭和』って?入ってるんですか?!初めて知った(笑)。

ガイド:
よくあるんですよね、ご本人がご存じなくリリースされているコンピって(笑)。

折茂:
Shampooはパンクムーブメントに触発されて作ったバンドですが、「Tonight」はむしろ反パンク的な…いえ、ステレオタイプ化されていくパンクに触発されたというか。「ぶち壊せ」って言っても壊れない現実の中で、ラヴソングやったらどうか、と。初期のShampooはそういう逆説的な反骨精神がけっこうあって、白黒はっきりしろと言われるとグレーを強く主張したりしていました。元気でした(笑)。

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impossible

Impossibles!

パンクであるために反パンク的! 確かにロックであるために反(その当時の)ロック的だったパンクですから(笑)。
カップリングの「ストック」(その後『Impossibles! 80's Japanese Punk & NewWave』でCD化)からは、ほとんどイントロのような不思議な曲! 実験的なニューウェイヴの衝動を感じます。

折茂:
「ストック」は原曲が53秒しかない曲で、「Tonight」のB面に入れようということになった時に短すぎるから何か加えようという話になり付け足したんですよ。歌詞以外はほどんとレコーディングスタジオで作ったと記憶しています。「Tonight」同様、プロデュースをしていただいた平沢さんのセンスが大きく反映されています。

キャバレーなロンド

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rebelstreet

REBEL STREET

Shampooとしてのリリースは当時LPとして『REBEL STREET』(1982年)に収録された「ロンド(輪舞曲)」は退廃的なキャバレーに似合いそうな曲。こちらは2009年のライヴ動画も公開されていますが、お気に入りの曲なんでしょうか?

折茂:
お気に入りです(笑)。
1999年に15~16年ぶりにライヴをやることになった時、その時点で世間で聴けるShampooのCDは『REBEL STREET』の中の「ロンド」だけだったんです。で、ライヴをやるにあたって来ていただけるお客様に一曲でも知っている曲があった方がいいだろうと思ってライヴでやったんですよね。それ以来、ライヴでやるといまだに「生ロンドが聴けた」と喜んでもらえる人がいるので…ついやってしまいます(笑)。