現代でも息づく時代を越えた万年筆
創業した19世紀当時のペリカン本社
そして1958年には「モデルP1」シリーズが登場。ペン先は完全に覆われ、サーマル・インク・フィードがインクのボタ落ち問題を飛躍的に改善した。1980年代に入ると、ステイタスシンボルや特別な筆記具として万年筆の人気が再燃し、クラシックなモデルのデザインを踏襲しながらインクフィードやメカニズムを進化させたモデルも発売された。“ピストン吸入機構”を備えたクラシックな「スーべレーン」シリーズと並行して、モダンなデザインで“インクカートリッジシステム”を採用した万年筆もラインナップし、ペリカンの人気はいよいよ万全のものとなる。
次のページでは、ブランドの代表的モデルを紹介する。