太る=食べ過ぎの証拠! 摂取カロリーを上手に減らすには?

仕事柄、過体重や肥満症の患者さんや、美容のためにダイエットを試みている人と話す機会が頻繁にあります。患者さんからは、「あまり食べていないのに太る」「口寂しくてつい…」「最近太りやすくなった」という声がよく聞かれます。「昔はこれくらい食べても大丈夫だったのに…」、これもよく耳にするフレーズです。

大人になると基礎代謝が落ちやすくなりますし、仕事や育児などで忙しく、思うように食事や運動ができないこともあります。

体重が増えるということは、体が必要な量よりも食べているという証拠。いくら食べていないつもりでも、それは「食べ過ぎ」なのです。確かにあまり食べなくても体重が増えやすい人もいるようですが、それも付き合わなくてはいけない現実。放置していると1年にわずか1kgずつでも、10年後には10kgプラス…なんてことになってしまいます。体重を管理するには、摂取カロリーを減らすか、カロリー消費を増やさなくてはなりません。今回は食べる量を上手に減らせる、大人のための7つのコツをご紹介します!

食べ過ぎないコツ1. 美味しいものを大人らしく食べる

おやつ

どこでも買えるお菓子を日常的に食べる代わりに、あえて入手しにくいおやつをたまに楽しむのも1つの手。

体重が増えてきている場合、「安くてボリュームがある食事」は全く必要ありません。この状態をポジティブに考えると、「質の高い食事」が楽しめるということです。

食べる量を減らす分、食べ物の質をアップさせましょう。

例えば、お肉やお魚の場合は少し値段が高くてもおいしい部位を少量頂くのはどうでしょう? 外食やお弁当でも、安くて高カロリーでボリュームがある物ではなく、量が控えめで素材を生かした料理が沢山入っている美味しい物をを選びましょう。大量生産の市販のスナックを日常的に食べる代わりに、美味しくてちょっと高めの果物やお菓子を少量楽しむのはどうでしょう。産地やお店などにこだわって質を満喫するのも大人だから出来るダイエット。大人の食事や間食は「量より質」です。

食べ過ぎないコツ2. 食事をする場所を決める

食事やおやつは決まった場所で食べましょう。栄養・体重管理がうまくいかない人の多くは「ながら食べ」の常習犯。テレビを見ながらポテトチップスやチョコレートをつまんだり、インターネットをしながらレトルト食品を食べたりカップ麺を食べたり、運転しながらジュースを飲んだり……。「ながら食べ」は、食べた満足感が無いのにカロリーばっかり摂ってしまうという悲しい結果に陥りやすくなります。

食べる場所をきちんと決めて食事やおやつにきちんと集中すると、気持ちが満足した点でストップしやすくなり食べすぎを防ぎます。丁寧に食べることが大切です。レトルト・インスタント食品もきちんと食卓の上で集中して食べれば、ちょっと物足りなさを感じて「次は何か違う食材を楽しみたい」と思うかもしれません。習慣的な「ながら食べ」は料理の作り手や食材にも不親切。「食事は食卓で」、子供と大人の食育の基本です。

食べ過ぎないコツ3. 胃袋を大きくしない

とんかつ

本当にボリューム満点な食事が必要?たまの楽しみにとっておこう。

胃袋は訓練すればいくらでも大量の食べ物を受け入れることができるようになります。正確にはサイズではなく、大量の食べ物に問題なく対応できるようになるということなのですが、ボリューム満点の食事にこだわっていると、どんどんたくさん食べれるようになります。そのうち人の2倍は楽に食べれるようになるでしょう。でもほとんどの大人には必要ありません。「お腹一杯=満足」ではなく、「美味しい=満足」と考えるようにしましょう。

腹八分だと最初は不満かもしれませんが、体が慣れてくるから大丈夫です。あなたが何かを食べて「量が少ない」と思ったらまずは「胃袋が大きすぎるのかも」と考えてみましょう。「お腹を満たすだけの食事からの脱出」が大人の栄養管理のコツです。

食べ過ぎないコツ4. ついつい口寂しくて…は要注意

甘いものや好きな物をを食べてほっと一息つくのは楽しみのひとつですが、癖になっている人は要注意。この癖はエスカレートする可能性があります。一日中チョコレートやアイスクリームなどを食べている人、カロリーのない氷やノンカロリー食品ばかりいつもかじっている人、きゅうりやニンジンなどの生野菜を常に食べている人、おやつばかりで食事をしない人など色々なパターンが見られます。カロリーオーバーになったり栄養不足になったりします。これらの行動にはストレスや依存など心理的な要因がある場合も多いようです。基本的には、「食べ物以外の心のよりどころ」、「食べ物以外のストレス発散・気分転換の手段」の確保が大切です。

次のページでは残りの3つのコツを紹介します。