口コミやWEBで信頼できる代理店を選ぶ
代理店を選ぶなら、まずは口コミ。知人に「知識豊富でアドバイスしてくれる代理店」「事故対応の上手な代理店」など、自分の望むような代理店を知っているかどうか尋ねてみましょう。知人の保証つきなら信頼が置けるはずです。
そのほか、各損保会社のホームページにある地域の代理店を紹介するページを見るのも一つの方法です。地域の損保会社の支社に問い合わせ、代理店の紹介を受ける方法もあります。「事故のときに親身にフォローしてくれる代理店」「若手の代理店がいい」など、できるだけ具体的な要望をしましょう。
あるいは、ホームページを持っている代理店もたくさんありますから、ご自身でWEB上で探してみてもいいですね。どの保険会社のどのような商品を取り扱っているのかだけでなく、スタッフ数や考え方、どのような体制で顧客と関わろうとしているのかなど、いろいろな情報収集ができると思います。
「代理店に勧められるがまま」も考えもの。本当に必要な補償を理解した上でおまかせを
代理店の仕事は顧客を不測の事態から守ること。漏れのないよう、できるだけ手厚い補償を勧めるのが顧客のためであり、代理店の責任であると考えるのが代理店としての基本的な立場でしょう。
一方、私たちにとって、保険はあくまでもリスクヘッジのひとつの手段。保険が他の手段に比べて有効なリスクヘッジの方法なのかどうかは、代理店の意見を聞きつつも、自らが判断するべきことでしょう。
契約期間中、万が一の事態が起きない可能性もあります。イザという時はとても手厚い補償が確保できるけれど、肝心の足元の家計は心もとない状態なら本末転倒。家計にとって無理のない適正なコスト負担で加入できるのかどうかを考慮する必要もあります。「勧められるまま」ではなく、アドバイスを受けながら、わが家にとっての負担と補償内容のバランスを自分自身で検討する習慣をつけましょう。
自分で選びたいなら「直販」や「通販」も合理的な選択肢
一方で、営業担当者に会うことなく自分のペースでじっくり考えながら契約することができるのが「直販」です。代理店を挟むことなく、契約手続きや保険金請求手続きについても、基本的にコールセンターやサービスセンターと直接やり取りする形をとります。保険商品等の内容を知りたいときには、WEB上で自ら情報を検索することになりますので、ホームページによる情報収集やコールセンターなどの窓口を上手に活用できる人には、とても便利で合理的な方法と言えます。必要な情報に自分の都合でアクセスし、しがらみにとらわれることなく、自分で補償内容を決めることができるのがよいところ。
「通販」と言えば、その多くは自動車保険ですが、メリットは代理店が扱うよりも安い保険料にあります。ただし火災保険の場合、必ずしも安いということではなく、自分に必要な補償内容をカスタマイズできる自由度の高さがポイントです。パッケージ商品が中心の火災保険が多い中、ニーズに合わせてカスタマイズすることで結果的に保険料が抑えられることもしばしばです。
【関連リンク】
銀行で入らなくてもいい!? 火災保険
日本損害保険代理業協会「損害保険トータルプランナーとは」
日本損害保険協会「損害保険トータルプランナーがいる代理店の検索」