テクノポップ/アーティストインタヴュー

いまさらイスラエルの閃光、シュシュ・クスクス(2ページ目)

いまさらイスラエルが、いまさら不思議なタイトルのアルバム『閃光、シュシュ・クスクス』をリリース。ニューウェイヴの向こうにはプログレの世界が・・・女子メンバーに囲まれたリーダーの三島さんが登場。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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不思議なタイトル
 

ガイド:
senkou

閃光、シュシュ・クスクス

さて、あいかわらず、いや、いまさら不思議なタイトルのアルバムですね。『閃光、シュシュ・クスクス』とはどのような想いを込めて付けられたのですか?

三島:
なんとなく印象の収集に堕した感は否めないですが、「言葉それ自体の閃光」を狙ったつもりです。あとは気配り、目配りですね。

ガイド:
fukomai

(左から)FukoちゃんとMaiちゃん

今回、新しいメンバーも加入して新生いまさらイスラエルになっていますね。Fukoちゃん、Maiちゃん、Natumiちゃん、Ikkuちゃん・・・最後の方は自信ないですが、三島さん以外は全て女性とか?

三島:
そうですね。全員女性メンバーです。今回もしなやかな感性を持った秀逸なメンバーが集まりました。ライヴも素晴らしいですよ。

ニューウェイヴの向こう
 

ガイド:
前回の弥生班は耽美派ニューウェイヴの文脈と形容させてもらいましたが、今回もその文脈は見え隠れしている気がします。同時に、ほとんどプログレみたいな音や曲の構造(「フルーツ・ドロップ」とか)があったりして、ニューウェイヴという形容では表現しきれない世界に入っていると思いましたが、どうでしょ う?

三島:
ご理解頂きうれしいですね。私もGary Numan、Joy Divisionの前は、Pink Floyd、ELP、などのプログレファンでした。今回の録音にはなぜか本物のギブソンレスポールを導入し、Jimmy PageやRobert Frippを意識してみました。さっぱり弾けなかったというのが、正直な感想です。あたりまえだなという気もしますが。
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