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人気のVWクロスポロがようやく100万円切り!(2ページ目)

経済的で取り回しがしやすくて人気のコンパクトカー。中でもVWクロスポロはその人気の高さゆえ、なかなか100万円を切らなかったのですが、デビューして約5年が経ち、ようやく100万円以下に。それでも通常のポロより高いのですが、それでも「おいしい」!?

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

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カラフルな色使いが個性を際立たせている

クロスポロがポロと大きく異なる点、それはやはりこのスタイルとインテリアです。前ページで「SUV“テイスト”」と書きましたが、VWに言わせれば、それでは不十分です。プレスリリースには「ファッション性に富んだエクステリアとインテリア」となります。それこそがポロとは異なる点であり、さらには他のコンパクトカーにはない魅力にもなっているのです。

VWクロスポロ インパネ

スピーカーが8つ備わるオーディオ。これも国産車と比べると贅沢ですよね。エアコンは温度調整が自動で、風量が手動というセミオート。ステアリングやブレーキレバーにレザーをあしらい、フットレバーにアルミを配するなど、お金がかかってます

アンダープロテクター“風”のシルバーのバンパーに、SUV“風”のホイールハウス部分のデザイン。またホイールハウスと、そこに連なるサイドシルは黒の樹脂製でまとめられ、ルーフレールとドアミラーはシルバーに。さらにアルミホイールはBBS社製の17インチ(ちなみにポロの1.6Lモデルは15インチ)。なんちゃってSUVといえばそれまでですが、それがオモチャチックにならず、センス良くまとめられているところがクロスポロの美点です。

色もいいんです。レッドやブルー、ブラックはよくある色ですが、さらにオレンジやライムという鮮やかな色が用意されています。特にオレンジとライムは、インテリアにもボディと同じ色が配されるなど、この車のキャラクターの、よりポップな特徴を印象づけています。こうした色使いは、ポロを含めて、他のコンパクトカーにはあまりない(あるとすればイタリア車くらいですかね?)ので、それだけでもこの車を買う価値があります。

VWクロスポロ シート

前席のシートバックの脇にはちょっとした網が用意されているので、ここにとりあえず何か挟む、という使い方もあります。また助手席下にはアンダートレイがあり、女性ならここにスニーカーを入れて、運転する際に履き替える、なんてこともできますね

さらに、SUV“テイスト”のために20mm上げられた車高が功を奏したと思います。新車時の試乗記では乗り心地の硬さが指摘されるケースが目立ちましたが、私が乗った時は、確かに段差でガツンっとくるときはあるものの、その他はいかにもドイツ車らしいもの。硬さの中にしなやかな面を持つといった感じです。「あれ?みんなが言うほど悪くないじゃん」と。それどころか一発で気に入ってしまいました。新車おろしたて時の硬さが取れていたのかもしれません。あの時は確か、東京~那須を往復したっけ……。快適でした。

20mm高くなったといっても、視界は普通のコンパクトカーです。またカーブでのロールもありませんし、そもそも4WDではありませんから、SUVだと感じる場面はないと思います。おしゃれなヨーロッパのコンパクトカー、そう理解してください。個人的にはオレンジのクロスポロを狙いたいです。

そもそも日本には白、黒、シルバーの車しかないのかと思えるほど、色気のある車があまり走っていません。確かに新車で買う人は下取り価格を意識してそうした色を買うのでしょうが(実際、普通のセダンやミニバンならこの3色は高いのですけれど)、私はなんだか乗っていても楽しくなれない(笑)。その点100万円以下のコンパクトカーであれば、オレンジやライムといった、他にはあまりない色にチャレンジしやすいし、毎日が楽しくなると思うのですが。さて、みなさんならどう思いますか?

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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