1.6L+6速ATは他のコンパクトカーより魅力的
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はVWクロスポロ(旧型)を取り上げたいと思います。人気が高く、なかなか値落ちしなかったのですが、ここにきてようやく100万円以下でもチラホラ見つけられるようになってきました。旧型ゴルフのDSG(ツインクラッチの2ペダルMT)搭載モデル以外なら、同じような価格で狙えますが、それでもこのクロスポロを私はオススメしたいと思います。それほどの人気がある車だからです。他と比べて積載量の小さいコンパクトカーに、ありそうでなかったルーフレール。例えラゲージが小さくても、ここに荷物を積めちゃいます(最大積載量は75kg)。ボディサイズは、ベースであるポロより車高+ルーフレール分の55mm高い程度です
……なんて書いていると、いつもこの企画を読んでくださる方には、違和感があるかもしれません。今まではポロのほうを、つまり比べて安いほうをオススメしていたじゃないかと。だから「おいしい」んじゃないかと。確かにクロスポロに比べれば、ポロは安いですから、選択肢としてはアリです。それでも今回は、クロスポロのほうをオススメしたいと思ったのです。ポロより「おいしい」といえる魅力が、100万円を切ったクロスポロにはあるのです。
国産コンパクトカーと比べ、やはり安全性が高いのが欧州コンパクトカーの良いところ。横滑り防止装置のESPやサイド&カーテンエアバッグ、ブレーキアシストなどが標準装備されています。フォグランプも前後に装備。まぁ日本ではあまり必要ないですが……
だとすればポロでもいいんじゃないかと言う人もいらっしゃるでしょうが、それでも私はクロスポロなんです。別に私が頑固だからこう言っているのではありませんが、少なくとも皆さんの気持ちの中では「ポロのほうがいい」から「ポロでもいいんじゃないか」になったと思います。
さて、それを「ポロよりクロスポロがいい」とする、さらなる魅力を次ページで見ていきましょう。