トルコ/トルコの通貨・物価・予算・両替

トルコの両替

トルコ旅行では、いつどこでいくらぐらい両替したらよいのか、考えてしまうものですよね。ここは、そんなトルコリラをいかに効率よく両替するかについての情報です。

執筆者:安尾 亜紀

両替はトルコに入ってから

トルコリラ

トルコリラ札には200、100、50、20、10、5トルコリラがあります

トルコの通貨単位は「トルコリラ」で、リラの下に一つ小さい単位「クルシュ」もあり(1トルコリラ=100クルシュ)、2012年2月現在、1トルコリラはおよそ46円。日本からトルコを旅行する場合、日本国内でこのトルコリラを入手できるのは空港の銀行ぐらいですが、あまりレートもよくなければ手数料も安くありません。両替はトルコ国内に入ってからがおすすめ。

多くの場所で円をトルコリラと替えることが可能ですが、よりレートがいいのはドルやユーロなので、もし手元にあればそちらを持って行った方がお得です。

トルコに両替所はいっぱい

町の両替所

町の中心部であればわりと頻繁に見かけられる

トルコで両替する場合、一番メジャーなのは町にある両替所。トルコは数年前までインフレが激しく、普通のトルコ人も外貨で貯金するのが当たり前でした。そのため、町中至るところにドヴィズ(DOVIZ)と呼ばれる両替所があります。これらはインフレが抑えられるようになった近年でも未だ健在で、観光地に限らずあちこちにあるので、トルコ国内では割と気軽に両替することが可能です。

多くのところが各商店同様、朝9時前後~18時前後ぐらいの営業時間で、夏はもっと遅くまで開いているところもあります。ただし日曜はお休みなので要注意! 両替所は手数料なしで両替してくれ、一緒にレシートもくれるので、受け取った時に内容をきちんとチェックしましょう。細かいお金が不足気味のトルコでは、高額紙幣は使いにくので、両替する際に「ボズック リュトゥフェン(細かいのでお願いします)」と言うと便利。

両替所のレート

どこの両替所にも、こんな風にレートが電光掲示版に出ています

ちなみに両替所にある電光掲示のレート表には「ALIS(アルシュ)=買い」・「SATIS(サトゥシュ)=売り」と書かれています。円をトルコリラに両替する場合、両替所から見ると私たちから円を買ってトルコリラを支払う、ということになるので、JPYの「ALIS」の部分が両替レートになります。

都市の中心部や商店街なら両替所が集まっていることも多いので、時間があればそれぞれの店舗をまわってレートを比較するといいでしょう。最近では大型デパート内にも両替所がありますが、こちらはたいてい一店舗のみなのでレートがあまり良くないことも。同様に貴金属店(主にゴールドのお店)でも両替はしてくれますが、この場合トルコ語が話せたり、その日のレートをきちんと把握していることが大切で、基本レシートなどもなく言い値になり、ちょっと難易度が高いかもしれません。

銀行、郵便局、ホテルで両替

銀行や郵便局(PTT=ペーテーテー)での両替の場合、レートそのものは悪くありませんが、4%前後の手数料がかかり両替所ほど条件がよくありません。空港の銀行は外国人にも慣れていますが、町中の銀行や郵便局だと払い込みや引き出しのために来たトルコ人でごった返していることが多く、番号札を持ってかなり待つことも。これなら両替所の方がお得な上に簡単です。

最もレートが悪いのはホテル。切羽詰まった状況でない限りホテルでの両替はお勧めできません。仕方なくホテルで両替する場合でも必要最低限だけにしておきましょう。

いつ、どこで両替する?

上記に書いた通り、レートのよさとしては下記のような順序。
  1. 両替所
  2. 銀行・郵便局
  3. ホテル
空港銀行両替窓口

イスタンブール・・アタトゥルク国際空港にある両替専用銀行窓口

まずイスタンブール・アタトゥルク国際空港に到着してから、空港の両替所で数日分の現金を両替しておきましょう。ここの銀行は例外的に24時間営業なので、到着が深夜でも両替が可能です(ただし、空港では4%ほどコミッションがかかります)。空港から町の中心部に行くタクシーや地下鉄、シャトルバスの支払は現金のみなので、1万円分ぐらいは両替しておいた方が無難。

その後イスタンブールやアンカラ、イズミールといった大都市内を観光予定であれば、空港で無理してたくさん替えておく必要はありません。大都市にはレートのいい両替所が多いですし、基本的にはどこでもクレジットカードが使えます。

到着後すぐに地方の観光地へ行く場合、例えばカッパドキアやパムッカレのような町の規模としては小さいエリアに行くのであれば、数日間分のお金を空港で両替しておいた方がいいでしょう。小さな町だと両替所が見つけにくい、レートもよくない、そしてクレジットカードが使える場所が限られているからです。

イスタンブールの両替についてはこちらです>>>イスタンブールの両替
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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