上海随一の観光スポット「豫園」
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庭園やお寺、レストランにショッピング街……豫園は「上海の浅草」と呼ばれています。こちらは豫園の中心にある茶館「湖心亭」です
あまり知られていない事実なのですが、この豫園内には庭園や商店以外にも城隍廟(チェンホアンミヤオ)という廟(神社)があり、地元の人は豫園(ユーユエン)と呼ばず城隍廟(チェンホアンミヤオ)と呼んでいます。あまりにもひっそりとたたずんでいるので、ここを見学せずに帰ってしまう人もいますが、「THEチャイナ」なシーンがみられますので、要チェック。ちなみにタクシーに乗るときには「城隍廟」と書いて運転手さんに渡してくださいね。
さぁ、詳しい説明はのちほどです。上海観光のスタート地点としてぜひこの豫園から楽しい1日を始めてみましょう!
風情豊かな豫園庭園
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約2万平米の敷地に江南様式の名建築が点在しています。これは、その豫園の入口の様子です
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あらゆるところに面白い形をした石があり、見応えたっぷり
明代の役人であった潘允瑞が、故郷を懐かしむ両親を慰めるために建設したという庭園は、1559年の造園開 始から18年間もの歳月をかけて造られました。潘家の没落後、庭園は一時荒廃しましたが、清代には上海の有力者たちが再建に乗り出し、その後1956年に庭園の一部分が改修、整備され、現在の豫園として一般に開放されることになりました。
2万平米の敷地内には三穂堂や点春堂、玉玲瓏、得月楼、古劇台、大築山などの名建築が点在し、随所に古木や奇石が配置されていて、中国ならではの美意識を学ぶことができます。江南随一の名園をじっくりと観賞してみてください。
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■豫園(ユーユエン)
住所:安仁街218号
TEL:63260830
開園時間:8:30~17:30(チケットは17:00までで販売終了)
入場料:40元