定着しつつある弾道調節機能
弾道調整機能を搭載した機種もこれまで以上に増えてきました。パイオニア的な存在であるナイキゴルフの「VR PRO ドライバー」やテーラーメイド「R11」、「BURNER 2.0」はもちろん、タイトリスト、マグレガー、本間ゴルフなどから登場しています。それぞれのメーカーで工夫を凝らしたものです。
タイトリストの「910」ドライバー 2機種は、11月に発売以来、大変な人気でゴルフショップでも品薄が続いていたといいます。
2010年ツアーですでにプロが勝利を重ね、話題となっていた、このドライバー。その大きな特徴が、「SureFit Tour(シュアフィット・ツアー)」システム。ロフト角とライ角をそれぞれ調節できる機能が、ツアープロにも好評と言います。
開発には、若い女性スタッフもいるとか。硬派なタイトリストのイメージに、女性の細やかな気配りを感じるような、行き届いたクラブだと思います。
国産メーカーの本間ゴルフからは、「Perfect Swicth」ドライバーという、シャフトの抜き差しをせず、無段階のアングル調整システムを搭載したモデルが出ています。
一般的な、調角システムは、8段階や32段階といった具合にあらかじめ調整アングルが決まっているものがほとんど。「Perfect Swicth」ドライバーは、決まった調整アングルが無く、本当に微妙な調整を行うことが可能になっています。国産メーカーからこうしたアイディアが出るのは嬉しいことです。
特徴的な黒、赤、青と3色を配したドライバー、「DP101」、「DH101」、「DS101」をラインナップしているマグレガーは、「ツイン・ウェイトフォーステクノロジー」と名付けられた、ソールに配置されたウェイトによる弾道調整機能を搭載しています。
ドライバーだけで3種類という多様なラインナップに加え、それぞれに弾道調整機能があることによって、よりそのゴルファーに最適なセッティングが選べるというわけです。