多様化するドライバーのラインナップ
ブリヂストン「TOURSTAGE X-DRIVE905」ドライバー。限定発売された385ccの小ぶりなモデル。小型化も2011年モデルの傾向の一つ
中でももっとも注目されるのが、最長不倒を狙うドライバーです。
今回は、2回に分けて、2011年のドライバー最新モデルの傾向について紹介します。
ガイドが一番大きな特徴と感じるのは、ラインナップの多様化です。
昨年もヤマハ「inpresX」のように、上級者向けモデルを2機種ラインナップするなど多様化傾向にありましたが、今年はさらに顕著に表れています。
典型的なのは、ヨネックス「EZONE」でしょう。
「石川遼の飛びをあなたの飛びに」という、刺激的なコピーで新ブランド「EZONE」を展開。ドライバーだけで、石川遼プロ仕様の「380」の他、「420」、「450」と3機種がラインナップしています。
ダンロップ(SRIスポーツ)も興味深い展開です。
これまでは、No.1ブランドである「XXIO(ゼクシオ)」を2年おきにモデルチェンジしていましたが、今年は、昨年発売の6代目「XXIO」に加えて、「XXIO FORGED」ドライバーを追加ラインナップ。
さらにシニア向けの「XXIO PRIME」のモデルチェンジン加え、「XXIO PRIME VP」という新しいモデルを発売しています。
さらに、アスリート向けブランドの「SRIXON」でも、「Z-TX」ドライバーが2機種に「Gie」ドライバー、と3機種がラインナップされています。
「XXIO」ドライバーを入れると、なんとドライバーだけで7機種の展開です。
以前から積極的に複数モデルの展開を行っていたブリヂストン「TOURSTAGE」ブランドも同様。
昨年から人気の「GR」ドライバーに加え、「X-DRIVE705 415」、「X-DRIVE705 455」の2機種。さらに、385ccの「X-DRIVE905」限定モデルとして発売。新ブランドの「PHYZ(ファイズ)」ドライバーを合わせると、こちらもドライバー5機種の展開。さらに特注専用の特別モデルもあるとか。
さらに、各メーカーともカスタムシャフトの対応にも積極的。ヘッドのシャフトの組み合わせを考えると、夥しい種類のドライバーがあることになります。コアなファンであれば、自分のドライバーを選ぶ楽しみがかなり増えそうです。