ノロノロと進まない渋滞は、ガソリンを無駄に消費しているだけ!
ノロノロと進まない渋滞は気分的にもよくないが、燃費面を考えてもなるべく避けたい状況だ
燃費が悪くなりやすい状況の2番目が渋滞です。渋滞にはまってノロノロと進まなかったり、アイドリングで停止している状態は、無駄にガソリンを消費しているだけで、燃費は悪くなる一方です。もちろん、好き好んで渋滞にはまる人もいないと思いますが、ではどうやって渋滞を避けるべきでしょうか。
まずは渋滞に遭遇しないようにするための事前の対策が第一です。例えば、連休初日の高速道路下り方面では、午前中いっぱいが渋滞のピークとなることが多いですね。そこでなるべく渋滞の激しい時間帯に重ならないよう出発時間をずらしたり、もしくは渋滞区間を避け、一般道などの迂回路を探すといった方法が有効です。
ゴールデンウィーク期間中など、混雑が予想される時期の渋滞予測情報は、日本道路公団のHPなどで確認することができますので、週末や連休に行楽地へ向かう場合は、あらかじめ渋滞情報をチェックし、対策を検討するといいでしょう。
また、大都市近郊の主要道路では渋滞は日常茶飯事ですから、いちいち調べていられないと思うかもしれませんが、日常的な渋滞もカーナビの渋滞情報を活用すれば、かなりリアルタイムに確認できます。
渋滞を避けるためには、カーナビの渋滞情報も積極的に活用したい。ただし、わき見運転には要注意
その他に、突発的な渋滞を避けるためにも、事前の情報収集は欠かせません。特に道路工事やVIPの訪問などによる渋滞は、自然渋滞に比べて激しい混雑となることが多いため、できる限り避けたいところ。クルマで移動する機会の多い人は、そうした情報に対しても広くアンテナを張り巡らせることが、渋滞を避けることに繋がります。
渋滞に限らず、長時間停止している状態が続く場合には、アイドリングストップも有効です。最近では、自動でアイドリングストップを行ってくれるクルマも増えてきましたが、そうした機能が搭載されていないクルマでも、やはり無用なアイドリングを減らす手動のアイドリングストップは燃費向上に有効です。
ただし、信号で止まるたびにエンジンを切っていては面倒ですし、エンジンを停止させるとパワステやブレーキのアシストが効かなくなることもありますので、場合によっては危険ですらあります。では、どんなときに手動でアイドリングストップを行うといいのでしょうか。
時間的には最低でも1分以上停止することが明らかなとき、場所は急な坂道などは避け、なるべく平坦な路面の方が安全です。AT車の場合は、ギアをパーキングに入れ、サイドブレーキをしっかりと引くなど、普通に駐車するときと同じ操作を心掛けるべきです。
エンジンを切ったり、掛けたりを繰り返すと、クルマによくないんじゃないの? という心配もあるかもしれません。確かにアイドリングストップ機能装着車ほど、各部の耐久性を考慮しているわけではないと思いますので、あまりに頻繁に行うのは避けた方がいいでしょう。あくまでもほどほどでお願いします。
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