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乗り心地最高でユニークなC4ピカソが100万円台(2ページ目)

シトロエンは昔から“不思議な車”を作ってきましたが、これもそんな一台。3列目まで備わっているので、日本ではミニバンとしてひとくくりにされますが、私から見たら長距離ツアラーで荷物をたくさん積める車です。それが100万円台に突入してきたのです。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

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このサイズでオープンカー並みの開放感は別格

他の車と違うと言えば、フロントガラスが頭上まで伸びている点でしょう。これにオプションのパノラミックルーフが加われば、室内はオープンカーなみの開放感。このサイズで、オープンカーなみの開放感は、他では味わえません。もちろんパノラミックルーフは電動シェード付きですし、面白いのは、頭上まで広がるフロントガラスが、これ専用に開発されたサンバイザーで普通の車なみの広さにまでガラス部分を隠せる点です。芸が細かいんです。さらに2列目と3列目のサイドウインドウにはそれぞれサンシェードが備わります。

シトロエンC4ピカソ リア

リアのエアサスは乗り心地に貢献するだけでなく、荷物の重さに関係なくフラットな姿勢を保つためにも働きます。またリアのガラスハッチのみ開けることも可能。なおラゲージ用のライトは、取り外して懐中電灯のように使えるというアイデアものです

シートがちゃんと作られているのも、国産のミニバンと違う点です。2列目を見ればおわかりのように、一人ひとりきちんと座れるように作られています。また3列目はワンタッチで折りたたんだり出したりできます。3列目を畳んだらトノカバーでラゲージを覆うことができますから、普段はワゴンのように使っうことができます。

そのほか7つのエアバッグ、ブレーキアシスト、ヒルスタートアシスト、車両の挙動を安定させるESPなどの各種電子デバイス、クルーズコントロール、4ゾーンオートエアコン、2列目のピクニックテーブル、キセノンヘッドライト……装備も充実しています。C4ピカソでなら、きっと遠出のドライブがしたくなるはずです。何しろ乗り心地は良いし室内の開放感がある上に、これらの装備があることで快適なドライブが楽しめるからです。

シトロエンC4ピカソ シート

2列目はそれぞれ独立してスライド&リクライニングが可能。だから乗員がそれぞれのスタイルでくつろぐことができます。またBピラーにエアコンのコントロールスイッチがあるので、そこで温度や風量などを設定できます。後席でも快適なんです

つまり、普段は5人で長距離を旅する車と考えると、とても魅力的な一台です。5人乗車、つまり3列目をしまっておけば、ラゲージ容量は576Lもあります。これなら5人分の荷物を積んで十分旅行に出掛けられますよね。また3列目も2列目も一席ずつ畳むことが出来ますから、荷物のカタチや大きさに合わせてラゲージを作るということも可能です。

原稿執筆時点での最低価格は2007年式の2.0エクスクルーシブ。4AT、6.8万km、修復歴なして179万円です。次いで3.9万kmの188万円(2.0エクスクルーシブ/4AT/修復歴なし)。価格で見ればホンダオデッセイの現行型も狙えます。しかし、この乗り心地&開放感、加えてインテリアの斬新さは、何度も言いますが、他では味わえません。あーこんなこと書いていたら、今度のGWにコイツで3泊4日くらいの旅に出掛けたくなってきた……。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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