3番目に大切な視点「どこで加入するか」
保険会社に対する安心感も選択の基準になる
一方、保険料の割安さが魅力のダイレクト自動車保険を選ぶ人も増えてきました。代理店に知り合いがいない、事故を起こしても代理店のフォローは必要ない、という人がダイレクトを選ぶ傾向にあります。
相談の現場では、代理店型とダイレクトのメリット、デメリットの話ではなく、運営体制やサービスの違いなど事実を説明したうえで、顧客の価値観や安心感の程度にあわせてどちらが適切かをアドバイスしています。また、特にダイレクト保険会社に対して財務体質に不安を持っている方も多く、保険会社に対する安心感も重要な選択の基準になっています。
自分だったら代理店が必要かどうか? ダイレクトでも不安はないか?という自分なりの基準を再確認してみてください。
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4番目に大切な視点「ロードサービスや付帯サービス」
4番目に重要なポイントとしてFPがあげたのが、「ロードサービスと付帯サービス」でした。ロードサービスは現在、自動車保険の定番サービスになっています。各社かなり高いレベルに達し、その分は保険料にも反映されているので、アドバイスのポイントとしても重要になります。実際、今回のアンケートで重要度が4番目という意見が多いながらも、2番目、3番目にあげている意見も6名と半数いることから、その重要度がわかります。基本補償とあわせて、ロードサービスも基本補償と同じような位置づけで考える時代になったといえるでしょう。
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まとめ:基本補償はそこまで差はないが、やはり最初に確認を
アドバイスの際、重要なポイントについてFP12名に順位付けをしていただきました。その重要度は「基本補償の内容」がダントツで、他項目はばらつき、どんぐりの背くらべ状態。実際、ガイドとしてもこの結果は適切な結果であると思います。基本補償は各社違いがほとんどないのでそこまで比較対象にはなりえませんが、やはり保険である以上、まずは補償内容を熟知することは保険を選ぶ以前に必要なことです。選択の優先順位として、1.基本補償を理解したうえで、2.保険料が妥当かどうか、3.どこで加入するのが適切かを判断し、4.ロードサービスなども検討すると順に考えるべきでしょう。
ただし、基本補償以外の項目はアンケート結果が示しているように、人によってどこを重視するかは変わってくるものです。今回紹介した着眼点を参考に、自動車保険を選ぶ際、どのポイントを自分なら重要視するかをまず考えてみてください。
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